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逆転 (大人の教育をしてやるよ!)
第1章 ふれアい
階段で4階まで昇り左側の方へと進む。
音楽室のプラカードが見え、紅葉は少し早いペースで歩き音楽室の扉の前で立ち止まる。
『良かった!これで道に迷う事はないかな。』
紅葉は音楽室の扉に手を当て小さく頬笑むと、場所はわかった事だしもう帰ろう…と思い引き返そうとした時
『…………ッ…て』
「?」
どこからか声が…微かに聞こえた。
『……ア……ッ!』
声は廊下の突き当たり…確か若林先生の話だと倉庫になっている部屋だったはず。
倉庫で……誰かいるのかな?
紅葉は声がする倉庫へと進み軽くノックをする。
ーコンコンッ
「失礼します。」
「誰かいる…ん………!?」
紅葉が扉を開けると、とても信じられない刺激的な光景が目の前に合ったっ!!
部屋はカーテンを閉めてあり薄暗いが、僅かな光で二人の男女がキスしていたのがわかる。
二人とも生徒らしく制服を着て…いや!今ははだけて肌が見えていた!
女子生徒はブラウスのボタンが外され全開に見えていた。ブラジャーのホックが外され胸が露になっていた。その女子生徒の胸を、外されたブラジャーの隙間から手を入れていた男子生徒。
男子生徒のワイシャツのボタンも外れて、筋肉の良いガッシリした綺麗な身体が全開に見えていた。
女子生徒は明るい茶髪色でメイクをしており、少し香水の匂いがする大人っぽいギャル系だった。
男子生徒は濃い茶髪色で細長い眉に切れ目の鋭い眼。
…スポーツ系男子だった。
「ヤバッ!!」
慌てて制服のボタンを止める女子生徒とは裏腹に
男子生徒は冷静で紅葉を見ている。
「じゃあっ私はこれでっっ!!」
女子学生は慌てて鞄を肩に掛けて紅葉の横を器用に避けて廊下を走り逃げる。
紅葉はあまりにも衝撃的な光景に頭が回らなく立ち尽くしていた。