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第1章 ふれアい

「…オイ！」

「…ッ！？」


男子生徒に声をかけられハッと気づく。


男子生徒は紅葉をじっと見ていた。

紅葉は眼を反らし噛まないようにゆっくり話す。


「あ…安心して下さい！この事は誰にも言いません。」


精一杯声を出して言う。


「……あんた新米でも教師だろ？こーゆところ見たら異性不純行為で普通注意するんじゃね？」


男子生徒は立ちあがり紅葉に近づき見下ろしながら、もっともな意見を言う。


「……恋愛は、自由ですっ！でも………」

「…でも？」

「時と場所と………避妊も大切ですっ！！」

顔を反らしながら眼をギュッ…っと瞑りながら、顔を赤く染めながら紅葉は力強く言う。


「………………プッ！」

「！？」

「プッアハハハハハッ！！？/////」


突然男子生徒が口を抑え笑いだした。


「…ッ！？何がおかしいンですか！？/////」


男子生徒が笑い出したので紅葉は顔を更に真っ赤に染めて涙眼に反論する。
すると紅葉はあることに気づく。


『あれ、この人……全校集会の時に眼が合った人だっ！？』


キョトンと笑っている男子生徒を見ていると、男子生徒は紅葉の視線に気づき若干蒸せながら紅葉と視線にを合わせる。

鋭いが…どこか温かく優しい瞳で…


「…あんた15歳だろ？」

「！？」