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逆転 (大人の教育をしてやるよ!)
第1章 ふれアい
ーチュッ…
「~~~ッ…!?」
閉めきった資料室の中で甘い吐息やリップ音が鳴り響く。
ーチュッ…ペロッ!
「やっ……!?」
後ろから耳たぶを舐められ、紅葉は身体を甘く震わせる。
「狼谷君…なんでっ!?」
「言ったろ?秘密にするかはお前次第だ…って」
「!」
「それともイヤか?コレ」
「…………………」
紅葉は考え込む。
『イヤじゃ……ない。むしろ興味はある。…でも!』
「でもっ!さっきの女の人、狼谷君の彼女じゃっ!?」
「安条は彼女じゃないぞ。」
「エッ!?」
「それにアイツ彼氏いるぞ。」
「……………」
付き合ってないって事?
「言っとくが、高校生ならこんな事、当たり前のようにやってるからな。」
「!?」
「紅葉、処女だろ?」
「ッ!?/////」
耳まで赤くなっているのを狼谷は見るとニヤリと薄く笑い、
「高校生で処女や童貞ってだけで笑われるからな。中には遊び半分でセックスする奴らもいる。そんな連中に、教師なのに経験ないなんてバレたら笑われるだけだぞ?」
「……………」
確かに…アメリカに居たときも、私より年上の女性達が友達同士集まってボーイフレンドだのセフレだのベッドテクニックだのと…色々話していた。
日本に戻っても家庭教師のバイトしていた時、私より年上の女性や同年代の女の子が、彼氏とスキーだのコンドームだの……初体験だのそういう話をしていた。
さっきの狼谷君と…安条さんのように付き合ってもないのに割り切ってエッチする人もいる……!
ここにいる人達はみんな私より年上の人達ばかり…
「…どうする?」
低い声で囁きかける。
「……痛いことはしない?」
顔を真っ赤に染めながら紅葉は後ろにいる狼谷に聞く
「しないよ」
クスッ…と小さく笑い紅葉の小さいおでこに軽くキスをする。
「ッ!///それなら……イイよ狼谷君」
「狼谷じゃない」
「エ?」
「お兄ちゃんと呼べ!」
「陽…介お兄ちゃん…///」
紅葉は恥ずかしくなり眼を瞑る。
「大人の教育をしてやるよ!」
狼谷はニヤリと笑い紅葉の紅く染まった頬をペロッと舐めた。