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クレオメ~君の隣に居たい❤️
第22章 泥棒猫は・・・・
私はオフィスに戻って鞄を持ち・・・・。
フラフラとまたオフィスを出た。
相田君は壁に寄りかかって私を見て・・・・。
「ちゃんと話す・・・。お前は何かうまいもの食って来い・・・・(笑)」
そう言って笑うの。
何で急に???
今まで逃げ回ってた奥様が・・・何で急に会社に来たの???
自然と顔が強張った・・・・。
相田君は笑って・・・・。
「ほら、・・・行けって(笑)キョロキョロしないで真っすぐ会社を出ろよ?」
・・・・・・。
奥様を・・・。
見ない様に・・・。
そうだよね・・・。
うん・・・。
歯を食いしばって、うん・・・と頷いて鞄を肩にかけ・・・オフィス脇の階段を下りた。
下に降りると・・・直ぐに受付が見える。
思わずその付近に居る人を見てしまうけど・・・・。
ダメダメ・・・。
見てはいけない。
見たらきっと・・・・。
顔に出てしまうし・・・。
この人が相田君の奥様なんだって・・・思ってしまうから。