この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
クレオメ~君の隣に居たい❤️
第30章 全ての終わり
昨日、一体何があったんだろう。
私・・・。
お粥を食べさせてもらって、表情も変わらない。
美味しいのに、今の自分が・・・・。
滑稽過ぎて。
ウキウキして結婚して・・・子供が出来なくて・・・。
気付いたら旦那さんとの時間は無くなってて・・・心の何処かでは覚悟していたし自分も外で不倫をして・・・。
そしたら・・・。
相田君も帰ってこなくなって・・・。
そしたら・・・。
知らない小さな子から・・・。
小さな小さな子供から・・・。
孝ちゃんを返してって・・・私の旦那さんは私が一人であの家でマメと過ごしていた時、
あの小さな子とあの女の人が待っている家に帰り・・きっと楽しく過ごし・・温かいご飯を食べ・・私の誕生日もそうやって過ごし・・・。
きっと去年のChristmasもあの小さな女の子にサンタさんと扮しプレゼントをあげて。
私って・・・。
滑稽・・・。
「香菜・・・具合悪い???」
・・・・・・・。
背中を撫でられて、・・・悲しいわけでもないのに涙が零れた。
カタン・・とスプーンを置き・・・。
宮君が私の肩を抱いてくれた・・・。