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花の輪舞曲
第1章 夜啼鳥の小夜曲
「遅かったなあ…。あんた達の晩ご飯は離れに運んであるよって、二人でゆっくり食べ」
篤子は呑気な口調で、帰宅した二人を出迎えた。
頭を下げる笙子に、篤子はそうや…と、今思い出したように付け加えた。
「そう言えば、伽倻子さんが環ちゃん連れて、出かけたで。
なんでも吉野山の旅館に二人で泊まるんやて。
桜は吉野が一番や…て。東京じゃあお花見した気がせえへん言うてなあ。
あの人もけったいなひとやなあ…。
けど、環ちゃんも満更じゃない貌で着いていきよったわ。
…やっぱり親子やなあ…。ほんまに変わった二人や」
そう言って愉快そうに笑い声を立て、悠然と母屋の奥に消えていった。
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