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パパとナナとモモちゃん
第2章 ナナとモモちゃん
朝、起きると、今日モモちゃんがうちに来るの思い出した。
モモちゃんは春から通ってる調理師の専門学校で仲良くなった子。
今日はモモちゃんとうちで、母の日の為の趣味と実益を兼ねたケーキを作る約束だった。
ケーキが出来たらママにもって行く予定。
もう9時過ぎてた。
約束は10時だ。
1階に下りてった。
リビングでパパがジャージ姿で新聞読んでた。
あたしに気づいて「おはよう」といつも通り明るく声を掛けてきた。
でも、昨日のパパの姿が浮かんできて、目を合わせられず「う、うん……」とか言って通り過ぎた。
「なんだ今日は機嫌が悪いのか? あの日か?」
ってノーテンキなことをホザいたので、アナタがイタイケな乙女の心をもてあそんだんだよ、お陰でこっちはなんかモヤモヤして、傷ついて、でも変な気持ちになって、寝不足なんだから、って言いたかったけど、我慢してシャワーを浴びに行った。
化粧して、身支度を整え終わったころにモモちゃんが来た。
気を取り直してパパにモモちゃんを紹介。
「同じクラスの桃香ちゃん。これからここでケーキ作りするの。こっちはあたしのパパ。離婚ホヤホヤ。以上」
「やあ、いらっしゃい。ゆっくりして言ってね。桃香ちゃん、ちっちゃくてかわいいねえ。」
よくもまあ、臆面もなく、そんなことが言えるもんだ。
このスケベオヤジが……。

モモちゃん、150センチあるかないか。
顔も童顔。
でもあたしより1っこ上。
あまり化粧もしないし、下手すると高校生でも通用する。
てか、中学生にも見えなくもない……。
でも、根はしっかりした子なんだ。
こないだ二人で街を歩いてたときナンパされたんだけど、あたしオドオドしてたのに、モモちゃんしつこいチャラ男二人にキッパリと
「迷惑だから止めてください!」
って言った。
そのときの、モモちゃんの相手をにらみつけた目力が、今も忘れられない。
普段は口数が少なくて、大人しい……けど、けっこう、やるときにはやる子なんです……。
でもそのギャップに惹かれる。
学校はギャル系が多いかな。
でも、あたしダメなんだああゆうの。
モモちゃん、地味でクラスでもちょっと浮いてた。
でも、授業のときのメモ取るときの横顔が真剣で「私絶対調理師になる!」ってオーラ出してた。
あたしもそのつもりだったから、あたしからモモちゃんに話し掛けたんだ。
それから、仲良くなった。
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