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女ざかりの恋の音色は
第12章 【番外編】くもり空と秋晴れの空と
肩甲骨の内側に指をぐいぐい入れると、理志は悶えて喜んだ。
「ああー、もっともっとー。・・・・じゃなくて、ちょっとはエロも挟んでよ。本気のマッサージになってるから」
芙実はハッとして手の力を緩めた。ついマッサージに熱中してしまった。
「おっぱい、背中にあてて」
「・・・・・・・・」
芙実は言われた通り、胸をあてるために背中に抱きついた。
頬を背中にくっつけ、全身で理志の背中を感じた。
男らしい固い身体にぴったりとくっつく。
(幸せだー・・・・・・)
芙実は目を閉じて理志の背中の感触にうっとりした。
心のままに思ったことを口にしてみる。
「理志さん・・・・・・」
「うん」
「こうしてるの、すごく幸せです・・・・・・」
「俺も」
理志は芙実の手を取って、小指から親指にかけてゆっくり一本ずつキスした。
「・・・・・でも、のぼせそう」
理志がぐったりと前傾になったので、芙実は笑って身体を離した。
身体を拭く時も、髪を乾かす時も、水を飲む時も、見つめ合って何度も軽いキスを交わす。ゆるやかな甘い空気にずっと浸っているみたいだ。
パジャマも下着も身に着けず、裸のまま寝室に向かう。
「電気って、やっぱり暗くした方がいいのかなー」
理志がベッドサイドのスタンドだけ明かりをつけて言った。
「・・・・・・あ、キャンドルあります。雰囲気出ますかね」
「いいね。そうしよう」
芙実は結婚式のプチギフトでもらったキャンドルを持ってきてベッドサイドの棚の上と、机の上、椅子の上に置いた。
理志がライターで火をつける。
暖かなオレンジの灯りが幻想的に部屋を照らす。
理志と芙実はベッドに裸のまま並んで横たわった。
理志の裸がローソクのあたたかい光と、濃い影によって魅惑的でドキドキしてくる。
軽く何度かキスした後、手を繋いでじっと見つめあう。
いつもならすぐに激しくキスして愛撫に突入するところだ。
身体でイチャイチャするのではなく、心でイチャイチャしているみたいな気分だった。
「何の話したらいいんだろ。あまり刺激的な話しちゃうと始めちゃいそうだし。かといって、真面目すぎても雰囲気壊すし。この時間、けっこう難しいね」
理志の方もいつもと違う行動に戸惑っているようだった。
手持ち無沙汰な様子で芙実の胸のふくらみを指でふにふにと押す。
「ああー、もっともっとー。・・・・じゃなくて、ちょっとはエロも挟んでよ。本気のマッサージになってるから」
芙実はハッとして手の力を緩めた。ついマッサージに熱中してしまった。
「おっぱい、背中にあてて」
「・・・・・・・・」
芙実は言われた通り、胸をあてるために背中に抱きついた。
頬を背中にくっつけ、全身で理志の背中を感じた。
男らしい固い身体にぴったりとくっつく。
(幸せだー・・・・・・)
芙実は目を閉じて理志の背中の感触にうっとりした。
心のままに思ったことを口にしてみる。
「理志さん・・・・・・」
「うん」
「こうしてるの、すごく幸せです・・・・・・」
「俺も」
理志は芙実の手を取って、小指から親指にかけてゆっくり一本ずつキスした。
「・・・・・でも、のぼせそう」
理志がぐったりと前傾になったので、芙実は笑って身体を離した。
身体を拭く時も、髪を乾かす時も、水を飲む時も、見つめ合って何度も軽いキスを交わす。ゆるやかな甘い空気にずっと浸っているみたいだ。
パジャマも下着も身に着けず、裸のまま寝室に向かう。
「電気って、やっぱり暗くした方がいいのかなー」
理志がベッドサイドのスタンドだけ明かりをつけて言った。
「・・・・・・あ、キャンドルあります。雰囲気出ますかね」
「いいね。そうしよう」
芙実は結婚式のプチギフトでもらったキャンドルを持ってきてベッドサイドの棚の上と、机の上、椅子の上に置いた。
理志がライターで火をつける。
暖かなオレンジの灯りが幻想的に部屋を照らす。
理志と芙実はベッドに裸のまま並んで横たわった。
理志の裸がローソクのあたたかい光と、濃い影によって魅惑的でドキドキしてくる。
軽く何度かキスした後、手を繋いでじっと見つめあう。
いつもならすぐに激しくキスして愛撫に突入するところだ。
身体でイチャイチャするのではなく、心でイチャイチャしているみたいな気分だった。
「何の話したらいいんだろ。あまり刺激的な話しちゃうと始めちゃいそうだし。かといって、真面目すぎても雰囲気壊すし。この時間、けっこう難しいね」
理志の方もいつもと違う行動に戸惑っているようだった。
手持ち無沙汰な様子で芙実の胸のふくらみを指でふにふにと押す。