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女ざかりの恋の音色は
第12章 【番外編】くもり空と秋晴れの空と
「・・・・・・あの、今までの彼女さんたちの話聞いてもいいですか?」
「今までの彼女?」
「もう今日で理志さんの過去に嫉妬するのはおしまいにしたいので、今全部聞いて、すっきりしたいです」
「必要あるかなー?たいした話ないけど・・・・・・」
「聞きたいです」
理志はうーん・・・・・と少し考えていたが、わかったと小さく頷くと言った。
「一番初めの彼女は?」
「一番初めは・・・・・・中学二年かな」
「どんな子で、どっちから告白しました?」
「どんな子・・・・・・。んー、同じクラブの子。テニスやってたんだけど。テニス部の。そこそこ可愛い子だったと思うけど、あまり顔覚えてない。告白は向こうから。てか、俺自分から告白することとかほとんどなかったから」
「そうなんですか・・・・・」
芙実は少し意外な気持ちで理志を見た。
芙実と付き合う前の押しの強さや、節々で囁かれる愛の言葉からして、理志は積極的に自分からいくタイプなのかと思っていた。
理志は芙実の二の腕をさすりながら記憶を引き出すように天井を見上げた。
「でも受験で忙しくなって別れて。で、高校入ってからすぐに一こ上の先輩と付き合いはじめて・・・・・。その人は、まあ、派手な感じというか。目立つ感じの人だったかなー」
「その人が初体験の人ですか?」
「そうそう。向こうが積極的にきたよね。まあ、高校生男子だからその辺は喜んで。ヤリたい盛りだから」
「そういうの、高校生だとどこでするんですか?」
「一番最初はその子の家だったかな。親がいない時に。・・・・・・って、こういう話、全部するの?」
理志はなんだか居心地悪そうだった。
確かに事細かく聞かれるのはいやかもしれない。
「じゃ、じゃあ、さくさく行きましょう。高校生の時はその人だけってことないですよね?」
「その後はもうずっと大学生だったね。女子大生」
「えー!すごい!どうやって出会うんですか?」
「高校の近くに大学がいくつかあって。よく声かけられたよ。今からカラオケいこーとかって」
「すごーい・・・・・。年上の人が好きだったんですか?」
理志は芙実の肩から腕を何度かさすると、耳はもみもみと揉んだ。
髪を指で梳いて毛先をくるくるといじる。
「今までの彼女?」
「もう今日で理志さんの過去に嫉妬するのはおしまいにしたいので、今全部聞いて、すっきりしたいです」
「必要あるかなー?たいした話ないけど・・・・・・」
「聞きたいです」
理志はうーん・・・・・と少し考えていたが、わかったと小さく頷くと言った。
「一番初めの彼女は?」
「一番初めは・・・・・・中学二年かな」
「どんな子で、どっちから告白しました?」
「どんな子・・・・・・。んー、同じクラブの子。テニスやってたんだけど。テニス部の。そこそこ可愛い子だったと思うけど、あまり顔覚えてない。告白は向こうから。てか、俺自分から告白することとかほとんどなかったから」
「そうなんですか・・・・・」
芙実は少し意外な気持ちで理志を見た。
芙実と付き合う前の押しの強さや、節々で囁かれる愛の言葉からして、理志は積極的に自分からいくタイプなのかと思っていた。
理志は芙実の二の腕をさすりながら記憶を引き出すように天井を見上げた。
「でも受験で忙しくなって別れて。で、高校入ってからすぐに一こ上の先輩と付き合いはじめて・・・・・。その人は、まあ、派手な感じというか。目立つ感じの人だったかなー」
「その人が初体験の人ですか?」
「そうそう。向こうが積極的にきたよね。まあ、高校生男子だからその辺は喜んで。ヤリたい盛りだから」
「そういうの、高校生だとどこでするんですか?」
「一番最初はその子の家だったかな。親がいない時に。・・・・・・って、こういう話、全部するの?」
理志はなんだか居心地悪そうだった。
確かに事細かく聞かれるのはいやかもしれない。
「じゃ、じゃあ、さくさく行きましょう。高校生の時はその人だけってことないですよね?」
「その後はもうずっと大学生だったね。女子大生」
「えー!すごい!どうやって出会うんですか?」
「高校の近くに大学がいくつかあって。よく声かけられたよ。今からカラオケいこーとかって」
「すごーい・・・・・。年上の人が好きだったんですか?」
理志は芙実の肩から腕を何度かさすると、耳はもみもみと揉んだ。
髪を指で梳いて毛先をくるくるといじる。