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女ざかりの恋の音色は
第12章 【番外編】くもり空と秋晴れの空と
芙実の頭の中がふわふわとなって何も考えられなくなり、意識が遠のきそうになる。
二人とも思い切り抱きしめあって絶頂を迎えた。

ガクガクガクガクッッ!!

激しい痙攣がなかなか治まらず、理志が抱きしめてくれていなかったらベッドから転げ落ちてしまいそうだった。

「はーーッ!はーーーッッ!はーー・・・・・ッッ!!はあ・・・・あぁ・・・・・・・」

激しい痙攣が治まってもピクピクと軽い痙攣は止まらなかった。
理志は芙実の頬や肩にちゅ、ちゅとキスした。

芙実はぎゅ・・・・・と目を瞑って呼吸を整えたあと、薄っすら目を開いて理志を見た。
理志もまた濡れた瞳でこちらを見ている。あまりに妖艶で美しく、いつまでも見ていたいくらい心を奪う表情だった。

「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」

二人して呆然として見つめあう。

「なんか・・・・・すごかったですね・・・・・・・」
「・・・・・・芙実、狂ったように叫んでたよ」
「はい・・・・・ちょっと記憶がないです・・・・・・」

理志は笑って芙実の頬の涙を手で拭った。

「俺も経験ないくらいドクドク大量に出た。根こそぎ出たって感じ。目が眩んでやばかった」

理志がそっと芙実にキスする。
軽いキスを繰り返して、二人で激しすぎたセックスの余韻に浸る。

「でも・・・・・すごく気持ちよかった・・・・・・。身体もだけど、心がすごく気持ちよかった・・・・・」

芙実が言うと、理志も頷いた。

「ほんと・・・・・・」

芙実の胸の先端にちゅ・・・・とキスする。

「愛がないと、到達できないよね」

ちゅう・・・・・レロ・・・・・・・

「あっ・・・・・・!」

芙実は乳首の刺激で軽く達してしまった。
理志が苦笑する。

「こんなにエロい身体になっちゃって、どうしようか」
「・・・・・・・?」
「芙実、これからどんどん色気出て男が寄ってくるって、ミキが予言してる」
「・・・・ええ?いやいや、ないですないです。寄ってくるほどの色気なんて、持ってる人はとっくに持ってます。それは理志さんみたいな人の話です。さっきだって・・・・・・イっちゃった後の色っぽさといったら・・・・・。思い出すだけでドキドキしちゃいますから・・・・」
「それは芙実の方でしょ。ほんとに、絶対他のやつに見せちゃだめだよ」

理志がチュ、チュ・・・・と唇にキスする。

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