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女ざかりの恋の音色は
第3章 近づきたい
「ロン毛のイケメン眼鏡にライブに誘われた?なんだそれ。最高かよ。久々電話してきたかと思ったら自慢ですかー」
「違う違う!ほんとに戸惑ってるの!」
「・・・・・ま、それはアレだな。高級なものばっかり食べてるとたまにお茶漬け食べたくなるっていう、アレ。毎日美人やら可愛い子に囲まれてるから、時々あんたみたいな一見、無味乾燥な女と遊びたいんじゃない?」
「無味乾燥・・・・・。そう・・・・・・なのかなぁ・・・・・・?」
芙実は帰宅してすぐに親友である亜里沙に電話した。
亜里沙もバンド好きで、あらゆるライブハウスで顔を合わせてているうちに友達になり、お互いの家に泊まりにいったり、遠くの野外フェスにも一緒に何度も行った。
去年、亜里沙が追っかけていたバンドが解散する時に、思い切ってファンだったドラムの男性に告白したら付き合うことになり、その男性と共に彼の実家がある福岡に引っ越してしまった。
結婚はせず、アパートで同棲中で、亜里沙のバイト代で生活しているようだった。
亜里沙はサバサバした性格で、芙実より二つ年下だが、何でもはっきりと言ってくれる。
芙実は理志がどういうつもりなのかわからず、亜里沙に相談しているのだった。
恋愛に関しては亜里沙の方がずっと先輩で、芙実の師匠だ。
「あとはアレ。ギャップ萌えってやつだわ。普段清楚ぶってる女が、ライブハウスに!?みたいなさ。意外な一面見ると気になりだしたりするんじゃん?」
「それは・・・・・・。うん、それならちょっとわかるかな。でも、漫画みたいに普段地味な子がおしゃれ美人に変身!とかじゃないよ?萌えるほどのギャップかな?」
「ギャップの基準なんて人によるっしょ。いいじゃん、一回くらいやっとけば。もういいかげん誰でもいいからやりなよ」
「そ、そういうんじゃないと思うんだよ。だって、ああいう人がこんな地味な女相手に・・・・・ムラムラする?」
「あんたがオナニー日記書いてるの知ってんじゃないの?それで近づいてきたのかもよ。試しにやってみるかって」
亜里沙は芙実がどんなブログを書いているか知っている。
泊まりにきた時に、勝手にクローゼットを漁られ、大量のおもちゃを発見されてしまったのだ。
いつも日記をチェックしていて、ちょくちょくダメ出ししてくれていた。
「違う違う!ほんとに戸惑ってるの!」
「・・・・・ま、それはアレだな。高級なものばっかり食べてるとたまにお茶漬け食べたくなるっていう、アレ。毎日美人やら可愛い子に囲まれてるから、時々あんたみたいな一見、無味乾燥な女と遊びたいんじゃない?」
「無味乾燥・・・・・。そう・・・・・・なのかなぁ・・・・・・?」
芙実は帰宅してすぐに親友である亜里沙に電話した。
亜里沙もバンド好きで、あらゆるライブハウスで顔を合わせてているうちに友達になり、お互いの家に泊まりにいったり、遠くの野外フェスにも一緒に何度も行った。
去年、亜里沙が追っかけていたバンドが解散する時に、思い切ってファンだったドラムの男性に告白したら付き合うことになり、その男性と共に彼の実家がある福岡に引っ越してしまった。
結婚はせず、アパートで同棲中で、亜里沙のバイト代で生活しているようだった。
亜里沙はサバサバした性格で、芙実より二つ年下だが、何でもはっきりと言ってくれる。
芙実は理志がどういうつもりなのかわからず、亜里沙に相談しているのだった。
恋愛に関しては亜里沙の方がずっと先輩で、芙実の師匠だ。
「あとはアレ。ギャップ萌えってやつだわ。普段清楚ぶってる女が、ライブハウスに!?みたいなさ。意外な一面見ると気になりだしたりするんじゃん?」
「それは・・・・・・。うん、それならちょっとわかるかな。でも、漫画みたいに普段地味な子がおしゃれ美人に変身!とかじゃないよ?萌えるほどのギャップかな?」
「ギャップの基準なんて人によるっしょ。いいじゃん、一回くらいやっとけば。もういいかげん誰でもいいからやりなよ」
「そ、そういうんじゃないと思うんだよ。だって、ああいう人がこんな地味な女相手に・・・・・ムラムラする?」
「あんたがオナニー日記書いてるの知ってんじゃないの?それで近づいてきたのかもよ。試しにやってみるかって」
亜里沙は芙実がどんなブログを書いているか知っている。
泊まりにきた時に、勝手にクローゼットを漁られ、大量のおもちゃを発見されてしまったのだ。
いつも日記をチェックしていて、ちょくちょくダメ出ししてくれていた。