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女ざかりの恋の音色は
第12章 【番外編】くもり空と秋晴れの空と
理志は浩之にぺこっと頭を下げた。
それを思い出したのか、友里が一気に赤面してうつむいている。まるで好きな人に触れられて照れている少女みたいだった。
それを見た浩之の目にの中に嫉妬の炎がチラついたのを、芙実は見逃さなかった。
「・・・・・・・それはご迷惑をおかけしました。助けていただいてありがとうございます」
立ち上がって頭を下げると、友里の元にきて友里の手を取った。
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫・・・・・・。ちょっと、テントで休もうかな」
「・・・・・・そうした方がいい」
友里と浩之はありがとうともう一度理志と芙実にお礼を言ってテントに入っていった。
芙実は複雑な気持ちになって理志を見上げた。
友里は、理志に手首を掴まれて、少なからず男として意識したみたいだった。
それ自体も複雑な気持ちになるが、恥ずかしがってる友里を見て、浩之が嫉妬していたことが余計に芙実の心を複雑にさせた。
あれは嫉妬した男の目だった。
芙実に恋心なんてと笑った素っ気無さはどこかへ行ってしまっていた。
「何?その目」
「いえ・・・・・・。私ができなかった一撃を、いとも簡単にやってのけたなと・・・・・」
「一撃?何の話?ってか、あの眼鏡と何話してたんだよ。私のTバック見ますか?って言ってんの聞こえた気がしたけど」
「とんでもない空耳ですね」
理志は友里たち夫婦のことは全く気にしてない様子で、バーベキューの時間だから、そろそろ行こうと言った。
日が沈んでいたが、ライトがそこかしこで光ってあたりを明るくしていた。
材料も道具も全てセットになっているものを予約していたので、すぐに焼き始める。
思っていたよりも上等の肉が用意されていた。
理志が慣れたてつきで肉や野菜を焼いてくれる。
芙実に食べろとお皿に次々乗せてくれた。
「美味しい・・・・・・!」
「どう?念願のバーベキューは」
「最高です・・・・・!なんというか・・・・・・最高です!!」
「あはは。語彙力どっかいった」
理志も立って焼きながら一口食べる。
「うん。うまい」
にこにこと笑う理志が可愛くて、芙実もにこにこする。
それを思い出したのか、友里が一気に赤面してうつむいている。まるで好きな人に触れられて照れている少女みたいだった。
それを見た浩之の目にの中に嫉妬の炎がチラついたのを、芙実は見逃さなかった。
「・・・・・・・それはご迷惑をおかけしました。助けていただいてありがとうございます」
立ち上がって頭を下げると、友里の元にきて友里の手を取った。
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫・・・・・・。ちょっと、テントで休もうかな」
「・・・・・・そうした方がいい」
友里と浩之はありがとうともう一度理志と芙実にお礼を言ってテントに入っていった。
芙実は複雑な気持ちになって理志を見上げた。
友里は、理志に手首を掴まれて、少なからず男として意識したみたいだった。
それ自体も複雑な気持ちになるが、恥ずかしがってる友里を見て、浩之が嫉妬していたことが余計に芙実の心を複雑にさせた。
あれは嫉妬した男の目だった。
芙実に恋心なんてと笑った素っ気無さはどこかへ行ってしまっていた。
「何?その目」
「いえ・・・・・・。私ができなかった一撃を、いとも簡単にやってのけたなと・・・・・」
「一撃?何の話?ってか、あの眼鏡と何話してたんだよ。私のTバック見ますか?って言ってんの聞こえた気がしたけど」
「とんでもない空耳ですね」
理志は友里たち夫婦のことは全く気にしてない様子で、バーベキューの時間だから、そろそろ行こうと言った。
日が沈んでいたが、ライトがそこかしこで光ってあたりを明るくしていた。
材料も道具も全てセットになっているものを予約していたので、すぐに焼き始める。
思っていたよりも上等の肉が用意されていた。
理志が慣れたてつきで肉や野菜を焼いてくれる。
芙実に食べろとお皿に次々乗せてくれた。
「美味しい・・・・・・!」
「どう?念願のバーベキューは」
「最高です・・・・・!なんというか・・・・・・最高です!!」
「あはは。語彙力どっかいった」
理志も立って焼きながら一口食べる。
「うん。うまい」
にこにこと笑う理志が可愛くて、芙実もにこにこする。