この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
女ざかりの恋の音色は
第12章 【番外編】くもり空と秋晴れの空と
食事の後に、最後のステージを後方で見てから、シャワーを浴びに行く。
理志を待たせたらいけないと急いで出たが、やはり理志の方が先に出て待っていた。
スウェットにパーカーという、ちょっと間違えたら思い切りダサくなりそうな格好も、理志が身につけるとおしゃれに見えるから不思議だ。
ロング丈のトレーナーとレギンスに、上着を着た自分のダサさが際立ちそうで声をかけるのに怯んでいると、理志がこちらに気付いて手を上げた。
「ごめんなさい・・・・・!ずいぶん待たせちゃいました?」
「ううん。今出たとこ」
理志は疲れた顔をしているが、芙実にそれを悟らせないように優しく微笑んだ。
(朝早くから運転して、テントの準備して、ライブ見て・・・・・・あれだけセックスして、疲れないはずないよね・・・・・。早く寝てもらおう)
芙実は心の中でありがとうとごめんなさいを呟いた。
外へ出ると、雨がぱらぱらと降り出していた。
「やばい。急いで戻ろう」
理志が芙実の手を取って早足に歩く。
急いでテントの中に入り込む。友里たちのテントは静まり返り、もう眠ったかと思われた。
気になりながらも、理志が寒いからすぐに寝袋に入った方がいいと言われて急いで入り込む。
二人用の大きな寝袋だった。
パタ・・・・パタタ・・・・・・
テントの中で聞く雨音は、自分が小さな虫になって森の奥深くの落ち葉の下にもぐって、世界から隠れているみたいな気分になる。
理志の体温と自分の体温が混ざり合って、寝袋は温かく快適だった。
芙実はうとうとしかけて、眼鏡を外していないことに気がついてハッと目を開けた。
すぐ目の前に、ランタンに照らされた理志の顔が見えた。
「あ・・・・・眼鏡を・・・・・・」
「外す?」
「はい・・・・・・」
返事と共に欠伸が出た。
理志が芙実の眼鏡を外して、頭上にあるクーラーボックスの上に乗せた。
「・・・・・理志さん、朝早くから本当にありがとうございました。おやすみなさい」
「おやすみ」
理志はそう言うと芙実に軽くキスした。
寝る前の簡単なキスかと思ったら、理志は舌を差し入れて芙実の舌をチュプ・・・・と吸って、貪り始めた。
「んは・ぁ・・・・・んン・・・・・・・」
理志を待たせたらいけないと急いで出たが、やはり理志の方が先に出て待っていた。
スウェットにパーカーという、ちょっと間違えたら思い切りダサくなりそうな格好も、理志が身につけるとおしゃれに見えるから不思議だ。
ロング丈のトレーナーとレギンスに、上着を着た自分のダサさが際立ちそうで声をかけるのに怯んでいると、理志がこちらに気付いて手を上げた。
「ごめんなさい・・・・・!ずいぶん待たせちゃいました?」
「ううん。今出たとこ」
理志は疲れた顔をしているが、芙実にそれを悟らせないように優しく微笑んだ。
(朝早くから運転して、テントの準備して、ライブ見て・・・・・・あれだけセックスして、疲れないはずないよね・・・・・。早く寝てもらおう)
芙実は心の中でありがとうとごめんなさいを呟いた。
外へ出ると、雨がぱらぱらと降り出していた。
「やばい。急いで戻ろう」
理志が芙実の手を取って早足に歩く。
急いでテントの中に入り込む。友里たちのテントは静まり返り、もう眠ったかと思われた。
気になりながらも、理志が寒いからすぐに寝袋に入った方がいいと言われて急いで入り込む。
二人用の大きな寝袋だった。
パタ・・・・パタタ・・・・・・
テントの中で聞く雨音は、自分が小さな虫になって森の奥深くの落ち葉の下にもぐって、世界から隠れているみたいな気分になる。
理志の体温と自分の体温が混ざり合って、寝袋は温かく快適だった。
芙実はうとうとしかけて、眼鏡を外していないことに気がついてハッと目を開けた。
すぐ目の前に、ランタンに照らされた理志の顔が見えた。
「あ・・・・・眼鏡を・・・・・・」
「外す?」
「はい・・・・・・」
返事と共に欠伸が出た。
理志が芙実の眼鏡を外して、頭上にあるクーラーボックスの上に乗せた。
「・・・・・理志さん、朝早くから本当にありがとうございました。おやすみなさい」
「おやすみ」
理志はそう言うと芙実に軽くキスした。
寝る前の簡単なキスかと思ったら、理志は舌を差し入れて芙実の舌をチュプ・・・・と吸って、貪り始めた。
「んは・ぁ・・・・・んン・・・・・・・」