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女ざかりの恋の音色は
第12章 【番外編】くもり空と秋晴れの空と
理志の指がもはやどう動いているのか感覚がない。ただひたすら気持ちよく、快楽だけが身体を満たした。

そこからは何度イったかわからないほどだった。
ずっとイクイクと言っていた気がするが、心の中で叫んでいたのか声に出して言っていたのか。
理志に口を抑えられていることに気付いたのは、理志の指が抜けた時だった。

「カウント不可能でした」

理志が指をぺろ・・・・・と舐めて意地悪そうに微笑んだ。

「雨、やんでる。芙実の声、お隣さんに聞こえちゃってると思うよ」
「・・・・・・・!?」

耳を澄ませてみると、確かに雨の音はせず、たまにパタ・・・・・と木々から落ちる雫の音が聞こえてくるだけだった。
右隣からはグオーグオーといびきが聞こえてきたが、友里たちの方からは何も聞こえてこない。

「ど、どうしよう・・・・・・!」
「俺も途中で気付いて慌てて口塞いだけど、遅かっただろうね」

芙実は自分の喘ぎ声が夫婦に聞こえてしまったのではないかと思い、恥ずかしいやら申し訳ないやらで枕代りのタオルケットに突っ伏した。
雨が降っているからとはいえ、いつもよりは声を抑えたつもりだったが、途中から夢中になってしまって自信がない。

「まあ、今更気にしても、聞こえちゃったものは仕方ないし」

理志はそう言うとペニスにゴムをつけてから、うつ伏せになってる芙実の上にノシ・・・・・と乗っかった。

「!?」

足をまっすぐ伸ばした状態の芙実のお尻を少し持ち上げてむに・・・・・と広げると、ヌプ!とペニスを差し込んでグ!グ!と腰を沈めた。

「ぁぅ・・・・・・ッッ!」

芙実は突然の快感に歯を食いしばって声を押し殺した。

「これからは声、我慢してね」

理志は後ろから重なって耳元で囁いた。
上にずり上がらないように芙実の肩を掴むと、グ、グ、とリズミカルに腰を動かした。
足を閉じているからか、理志のペニスが狭い場所を出入りしているのがはっきりとわかる。理志が膣の奥を重点的に刺激すると、そこからじわじわと快感が広がり、徐々に濃いものになっていく。
自分でお尻の高さを調節し、一番気持ちの良い場所にぴたりとペニスをあてる。

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