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女ざかりの恋の音色は
第13章 【番外編 完結】眩い光りの中で
「遅かったわね。なんて?」
「・・・・・・・・」
芙実の目から涙がパタパタと落ちた。
父の愛情と、理志の愛情は種類が違う。
違う種類の最大限の愛情をもらえる自分はなんて幸せ者なのだろうと、胸が熱くなって涙が止まらなかった。
「やあね。どうしたのよ」
母がエプロンで芙実の頬を拭いてくれた。
「結婚するって・・・・・嬉しいと寂しいと、わくわくと切なさと・・・・・いろいろな感情になるんだね・・・・」
母が芙実の頭をよしよしと撫でた。
「そうね。お母さんも全く同じ。芙実が良い人に巡り合えて嬉しいけど、ちょっとだけ寂しい。でも、やっぱり嬉しいの方が上かな」
「お母さん・・・・・・・」
涙がぽろぽろこぼれてくるのを、母は笑いながら次々とエプロンで拭いた。
「ほらほら、こういうのは結婚式までとっておきましょ。さ、ご飯ご飯。今度こそ、二人を呼んできてちょうだい」
「うん・・・・・・」
母の温かさを感じながら、芙実は再び二階へと上がっていった。
「・・・・・・・・」
芙実の目から涙がパタパタと落ちた。
父の愛情と、理志の愛情は種類が違う。
違う種類の最大限の愛情をもらえる自分はなんて幸せ者なのだろうと、胸が熱くなって涙が止まらなかった。
「やあね。どうしたのよ」
母がエプロンで芙実の頬を拭いてくれた。
「結婚するって・・・・・嬉しいと寂しいと、わくわくと切なさと・・・・・いろいろな感情になるんだね・・・・」
母が芙実の頭をよしよしと撫でた。
「そうね。お母さんも全く同じ。芙実が良い人に巡り合えて嬉しいけど、ちょっとだけ寂しい。でも、やっぱり嬉しいの方が上かな」
「お母さん・・・・・・・」
涙がぽろぽろこぼれてくるのを、母は笑いながら次々とエプロンで拭いた。
「ほらほら、こういうのは結婚式までとっておきましょ。さ、ご飯ご飯。今度こそ、二人を呼んできてちょうだい」
「うん・・・・・・」
母の温かさを感じながら、芙実は再び二階へと上がっていった。