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女ざかりの恋の音色は
第13章 【番外編 完結】眩い光りの中で
理志は芙実の頬に優しくキスすると、車を降りた。
理志の姿が見えなくなるまで見守る。
今日が始まるまでは、嫌で仕方なく早く終わって欲しいとばかり思っていたが、いざ終わってみるとしみじみとした気持ちになる。
こうして二人だけで過ごす恋人の関係から、お互いの家族も入った関係になり、大きな家族の輪になっていくのかなと、芙実は理志の背中を見ながら思った。
(よし・・・・・・!私も頑張るぞ・・・・・・・・!)
今度は自分の番だ。芙実は母を相手に挨拶の練習をしようと、車を走らせた。