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女ざかりの恋の音色は
第7章 締め付けられる心
「そう・・・・・・ですかね。はい」
「彼氏、どんな人?」
芙実は一瞬動きを止めた。
変な動きをしたら、まわりに不審がられると思い、努めて何ともないフリをする。
「どんな人・・・・・・?お・・・・・おしゃれな人です・・・・・・・」
「へえ~。あとは?」
「あとは・・・・・・優しいです。お仕事もとっても頑張ってるし、穏やかで、人気者で・・・・・。でも・・・・・」
「でも?」
「時々強引で困ります」
理志は目だけで笑った。
「強引なところが良いんじゃないの?」
「良くない場合の方が多いです」
即答する芙実を見てくくく・・・・・と笑う。
「あ、蒼井さんの彼女さんはどんな人ですか?」
芙実は仕返しに質問した。
「俺の彼女?そうねぇ・・・・・・。真面目で、仕事が出来て、でも、好きなことになると子供に戻ったみたいにはしゃいだりする可愛いとこもあって、時々・・・・・・すごいエロい空気出してきてドキっとする」
「へえ・・・・・そうなんですか・・・・・・」
「人生で初めてかも。こんなに夢中になれる人」
芙実は理志に視線を向けることができずひたすら目の前のウーロン茶のグラスを見つめた。
「・・・・・・彼女さんは、幸せ者ですね」
「そう思う?」
理志の膝がス・・・・と芙実の太ももを撫でる。
芙実はウーロン茶をガシッと掴むとぐびーっと飲み干した。
「急にどうした」
理志があははと笑ったところで、ゆかりとゆかりの友人が芙実たちの前に座った。
「なんか楽しそう~」
芙実は急に緊張して口を噤んだ。
「ね、樫野さん、ちょっと手、見せて?」
ゆかりが芙実に手を出すように促した。
「えーと、左手だよね?あ・・・・・!ほら!ね??」
「あーほんとだ!じゃあ、やっぱり・・・・・・」
ゆかりが芙実の左手の薬指を指差す。
芙実は何のことかわからず困惑した。
「なに?どうかしたの?」
理志が少し面倒くさそうに尋ねた。
ゆかりの友人の女性が理志と芙実にスマホの画面を見せる。
「これ、見てくださいよ」
(あ・・・・・・・!)
「彼氏、どんな人?」
芙実は一瞬動きを止めた。
変な動きをしたら、まわりに不審がられると思い、努めて何ともないフリをする。
「どんな人・・・・・・?お・・・・・おしゃれな人です・・・・・・・」
「へえ~。あとは?」
「あとは・・・・・・優しいです。お仕事もとっても頑張ってるし、穏やかで、人気者で・・・・・。でも・・・・・」
「でも?」
「時々強引で困ります」
理志は目だけで笑った。
「強引なところが良いんじゃないの?」
「良くない場合の方が多いです」
即答する芙実を見てくくく・・・・・と笑う。
「あ、蒼井さんの彼女さんはどんな人ですか?」
芙実は仕返しに質問した。
「俺の彼女?そうねぇ・・・・・・。真面目で、仕事が出来て、でも、好きなことになると子供に戻ったみたいにはしゃいだりする可愛いとこもあって、時々・・・・・・すごいエロい空気出してきてドキっとする」
「へえ・・・・・そうなんですか・・・・・・」
「人生で初めてかも。こんなに夢中になれる人」
芙実は理志に視線を向けることができずひたすら目の前のウーロン茶のグラスを見つめた。
「・・・・・・彼女さんは、幸せ者ですね」
「そう思う?」
理志の膝がス・・・・と芙実の太ももを撫でる。
芙実はウーロン茶をガシッと掴むとぐびーっと飲み干した。
「急にどうした」
理志があははと笑ったところで、ゆかりとゆかりの友人が芙実たちの前に座った。
「なんか楽しそう~」
芙実は急に緊張して口を噤んだ。
「ね、樫野さん、ちょっと手、見せて?」
ゆかりが芙実に手を出すように促した。
「えーと、左手だよね?あ・・・・・!ほら!ね??」
「あーほんとだ!じゃあ、やっぱり・・・・・・」
ゆかりが芙実の左手の薬指を指差す。
芙実は何のことかわからず困惑した。
「なに?どうかしたの?」
理志が少し面倒くさそうに尋ねた。
ゆかりの友人の女性が理志と芙実にスマホの画面を見せる。
「これ、見てくださいよ」
(あ・・・・・・・!)