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女ざかりの恋の音色は
第7章 締め付けられる心
それは芙実の一人えっち日記の画面だった。
女性はスッと指で画面をスクロールさせると潤滑ゼリーを持った手の画像を表示させ、その薬指のほくろを指した。
「ほら、全く一緒ですよね!?」
芙実は言葉を失っていた。
これはかなり初期の頃の画像だ。最近は自分の手を写したりすることはない。気をつけていたからだ。おそらくこれは唯一、芙実の手が映り込んだ写真だと思われる。むしろ良く見つけてきたなというほどだった。
「けっこうね、すごいんですよ。このサイトの人。一人で色々試したりしてて・・・・・」
「そうそう、妄想とか凄いよね」
二人でクスクス笑いながら理志に向けて、ほら、このページとか~と説明をしている。
(どうしよう・・・・・・・!まさか・・・・・・こんなところで・・・・・・・)
芙実はこれ以上ないくらい同様していた。
とにかく違うと、はっきりと言わなくてはと思った。
あまり強く否定してはよけいに怪しまれる。芙実は冷静になれと言い聞かせて言った。
「違います。私じゃありません」
ゆかりたちは顔を見合わせてニヤニヤと笑った。
「えー?こんなところにほくろとか、世の中にそんなにいる?年代も同じくらいだし」
芙実がもう一度違うと言おうと思った時に理志が口を開いた。
「何これ。この程度で個人特定したつもりでいるの?」
「え?だって・・・・・・ねえ・・・・・・」
理志の怒った口調にゆかりが怯んで、友人に助けを求めるように視線を移した。
「そもそもさ、何が言いたいわけ?こんなエッチなこと考えてるなんて、いやらし~みたいな?そういうこと?」
「いや、まあ・・・・・・」
「ちょっと見せて」
理志は女性のスマホを取ってサイトをチェックし始めた。
芙実は恥ずかしすぎて逃げ出したくて仕方がなかった。
「・・・・・・へ~。すげえ、一日5000アクセスってすごい。しかもユニークアクセスだよ。ふーん・・・・・。文章も上手いし、広告も効果的なとこに貼ってる」
芙実はただひたすら身体を硬くしてじっと座っているだけだった。
一番見られたくない人が今自分のサイトを見ている。
恥ずかしさが徐々に恐怖に変わっていく。
女性はスッと指で画面をスクロールさせると潤滑ゼリーを持った手の画像を表示させ、その薬指のほくろを指した。
「ほら、全く一緒ですよね!?」
芙実は言葉を失っていた。
これはかなり初期の頃の画像だ。最近は自分の手を写したりすることはない。気をつけていたからだ。おそらくこれは唯一、芙実の手が映り込んだ写真だと思われる。むしろ良く見つけてきたなというほどだった。
「けっこうね、すごいんですよ。このサイトの人。一人で色々試したりしてて・・・・・」
「そうそう、妄想とか凄いよね」
二人でクスクス笑いながら理志に向けて、ほら、このページとか~と説明をしている。
(どうしよう・・・・・・・!まさか・・・・・・こんなところで・・・・・・・)
芙実はこれ以上ないくらい同様していた。
とにかく違うと、はっきりと言わなくてはと思った。
あまり強く否定してはよけいに怪しまれる。芙実は冷静になれと言い聞かせて言った。
「違います。私じゃありません」
ゆかりたちは顔を見合わせてニヤニヤと笑った。
「えー?こんなところにほくろとか、世の中にそんなにいる?年代も同じくらいだし」
芙実がもう一度違うと言おうと思った時に理志が口を開いた。
「何これ。この程度で個人特定したつもりでいるの?」
「え?だって・・・・・・ねえ・・・・・・」
理志の怒った口調にゆかりが怯んで、友人に助けを求めるように視線を移した。
「そもそもさ、何が言いたいわけ?こんなエッチなこと考えてるなんて、いやらし~みたいな?そういうこと?」
「いや、まあ・・・・・・」
「ちょっと見せて」
理志は女性のスマホを取ってサイトをチェックし始めた。
芙実は恥ずかしすぎて逃げ出したくて仕方がなかった。
「・・・・・・へ~。すげえ、一日5000アクセスってすごい。しかもユニークアクセスだよ。ふーん・・・・・。文章も上手いし、広告も効果的なとこに貼ってる」
芙実はただひたすら身体を硬くしてじっと座っているだけだった。
一番見られたくない人が今自分のサイトを見ている。
恥ずかしさが徐々に恐怖に変わっていく。