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女ざかりの恋の音色は
第8章 心堕ちる涙
ガチャっと二つ隣の部屋の住人がドアを開けた。
大学生の女の子で、出かけるところみたいだ。

芙実たちをチラチラ見て、歩いてくる。

「あ・・・・・・・あの、とりあえず入ってください」

芙実は急いで鍵を開けると、理志を部屋に入れた。

住民の迷惑にならないようにと咄嗟に入れてしまったが、外の店で話した方が良かったのか・・・・・。部屋に上げたらダメな気がして、玄関で向き合う。

「ごめん、俺、本当にわからないんだ。あのあと、もう一回あのサイト見て・・・・・・。すごく良く出来ててすごいなって思ったし、コメントも樫野さんへの応援とか感謝ばっかりで雰囲気も良くて。ただ単に性的な要素を無理矢理押し付けるわけじゃなくて、ちゃんとターゲットの立場に考えて作られてて、嘘じゃなくて、感心した」
「・・・・・・・・・」

芙実はもうやめてくれと叫びだしたかったが、それでは話がすすまない。
ぐっと堪えて理志の話が終わるのを待った。

「確かに女の子は基本、性的なことに控えめな方がいいみたいな風潮があるけど、だからこそ表で出せない分、共感したり吐き出すために樫野さんのサイトに集まってくるんだろ?女の子たちの気持ちのよりどころになってるんだから、恥じることない」
「それは・・・・・・そうかもしれないですけど・・・・・・・」

芙実は思い切って自分の思っていることを言った。

「・・・・・お金のために研究してるっていうフリをしてるんだって、自分に言い訳してました。でも、ほんとのほんとの深層心理では、結局・・・・・・し、したいんです。気持ち良くなりたいんです・・・・・!淫乱で変態なんです・・・・・!幻滅されて、当然なんです・・・・・・」

芙実はもうこれ以上隠すことはないと、自暴自棄になって言った。

理志は思いつめた表情で芙実を見つめていたが、腰を引き寄せると深くキスした。

「・・・・・・・!」

芙実は暴れて抵抗したが理志はがっしりと身体を抱きしめて離さなかった。

「んっ・・・・・・!」

舌が乱暴に芙実の口内をかき回す。
有無を言わさない強引さがあった。

理志が芙実の手を自分の股間に導く。

「!」

手に硬いものがあたって、芙実はドキ!として手を離そうとした。理志は芙実の手に手を重ねて、芙実の手の平に股間を押し付けた。
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