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女ざかりの恋の音色は
第10章 激しい嫉妬
ミキが理志にヤキモチをやかせるためにわざと言っているのがわかり、冷静になりたいとこだが、無理だった。

「どうしてこんなのもらってんの?」
「い、いらないって言いました。でも、受け取らないと通さないって・・・・・」
「無視したらいいだけでしょ」

本当は嬉しかったんじゃないか?と言いかけて寸前で堪えた。

理志は名刺をぐちゃぐちゃにつぶした。

「ミキ、ライター」
「タバコやめた」

(くそ・・・・・・!)

西野が察して代わりに一枚ずつちぎりはじめる。

「そんなに怒るんじゃないわよ。困ります~ってやってた方が男の狩猟本能を刺激するんだから。さっさともらってやり過ごせばいいのよ。顔面偏差値は理志の圧勝だから安心しなさい」

フォローが余計に虚しくさせる。
芙実はきまずそうにうつむいている。

「ま、眼鏡かけて知的そうなのに、こんなおっぱいしてたらね」

ミキがワンピースの上から、芙実の鎖骨のあたりから胸の先端にかけて人差し指でス・・・・と撫でた。

「あっ・・・・・・」

芙実が思わず艶っぽい声を出す。ミキの指が敏感な部分に触れてしまったようだ。
芙実は咄嗟に両手で口を塞いだ。

「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「ごっ!ごめんなさい!へ・・・・・変な声、出てしまった・・・・・・!」

芙実は真っ赤になって謝った。

「・・・・・・理志、ごめん、ムラっときた」
「私も」

西野とミキが真っ赤になっている芙実をじーっと見つめて呟いた。

「お前ら、何言って・・・・・・」

ミキがずいっと身体を寄せて芙実に顔を近づる。

「芙実ちゃん、女同士のセックスしたことある?気持ちいいよ?」
「!?」

芙実はアワアワして更に顔を赤くしている。

「ミキ!いい加減にしろよ!芙実、もう帰ろう」
「えっ・・・・・・・」

理志は財布から芙実と自分の分の食事代よりも多めに紙幣を取り出すと、テーブルの上に置いた。

「あれー?ほんとに怒らせちゃったみたい」
「ミキ、だめだよ。今の理志クンに冗談通じないんだから」

理志は上着を着ると芙実の手を取った。

「あの・・・・・」

芙実は本当に帰っていいのかとおろおろして理志を見上げた。

これ以上、ここにいたら嫉妬で狂いそうだ。

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