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女ざかりの恋の音色は
第10章 激しい嫉妬
「気に入ってないことない。今日ずっと可愛いと思ってたよ。ごめん。芙実も服も何も悪くない。俺が馬鹿なだけ。今度それ着て二人でデートしよ」
「理志さん・・・・・・」

きっと傍から見たら夜の公園で盛り上がってる馬鹿な恋人同士に見えるだろう。
そんなのどうでもいいと思いつつ、理志は落ち着かなくなって、早く二人きりになりたいと強烈に思った。

芙実の耳元で熱っぽく囁く。

「・・・・・芙実のクリトリス食べたい」
「え・・・・・!?食べ・・・・・・・。ええ!?」

突然何を言っているのだと芙実は狼狽して理志の腕の中でもがいた。
理志は更に力を込めて抱きしめる。

表現は露骨だが、つまりは芙実の全てが愛しく、食べてしまいたい衝動にかられたということなのだが、きっと芙実には伝わっていない。

「食べさせて」
「た、食べるものではないかと・・・・・・」
「そう?じゃあ、どうするものなの?」

芙実の頬が熱くなっている。
えー!?えー!?と頭の中が混乱しているのが想像ついて理志は心の中で笑った。

「舐めたり、とか・・・・・・」
「どうやって?」
「・・・・・・・・」

芙実は少し間をあけたあと、背伸びをして理志の耳たぶを口に含んだ。

「!」

予想外の芙実の行動に怯んで、一瞬バランスを崩しそうになる。
理志は足に力を入れて耐えた。

れろ・・・・・・・

芙実は舌先を尖らせて理志の耳たぶをチロチロと舐めた。

「例えば・・・・・・こうやって・・・・・・・」

芙実の艶っぽい囁きと熱い息を受けた耳が、一気に性感帯と化す。

「あとは・・・・・こうしたり・・・・・・・」

次に芙実は口に耳たぶを含んで舌裏でゆっくり舐めた。

あまりに官能的な舌の感触に、首筋から脳天に快楽が突き抜ける。
理志の欲望がグワ!と押し寄せ、その場に押し倒してしまいたくなるのをどうにか耐える。

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