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女ざかりの恋の音色は
第11章 恋の音色
「入った・・・・・・」

理志は上半身を芙実に重ねて抱きしめた。

「芙実、こっち向いて」

芙実は首を振った。顔はベッドに伏せられ、耳が真っ赤なのだけ見える。

恥ずかしいのか、辛いのか、屈辱を感じているのか・・・・・。

それでも自分のために耐えてくれたのだ。申し訳ない気持ちより愛しい気持ちが強くなる。

絶対大事にする・・・・・。

アナル挿入は男の征服欲を満たすというけど、どちらかというとここまでしてくれたから何でも叶えてあげたいという服従の気持ちの方が強くなる気がすると理志は思った。

理志は出し入れしたい衝動を堪えて、約束通り入れただけにして、アナルに入れたほうと別の手で前を刺激した。

指二本を膣に入れると、尋常じゃないくらい濡れていた。内ももを愛液が伝って流れている。

芙実もまた興奮しているのが伝わって嬉しかった。

チュプ・・・・・・・チュプ・・・・・・・

指を出し入れすると、芙実はすぐにあえぎ出した。

「あッ!あッ!あぁ・・・・・・ッッ!」

芙実はぎゅうぎゅうと理志のペニスを締め付ける。痛いくらいだった。
それでも理志は芙実をイかせようと指でGスポットを刺激する。

「だめ、そこ・・・・・・イっちゃう・・・・・・・ッッ!」
「イっていいよ」

グッチュ!グッチュ!グッチュ!とポイントをおすように指を動かす。
パタパタと床に潮が落ちる。

「はぁッ!ああーーーッッ!!だめぇー・・・・・・ッッ!!」

芙実はベッドのシーツを握り締めて体をググっと硬直させたかと思うと、絶頂を迎えて脱力した。

理志の方も我慢の限界が近づいている。
ヌポ・・・・・・とペニスを引き抜く。
芙実はヘタ・・・・・・と座り込んだ。

理志はバスルームに行って手を洗って、コンドームを付け替えた。
早く芙実の中に入って思い切り射精したい。
それでもまだあと少し芙実をイかせてやらなくては。

理志は芙実の身体のローションをタオルで拭くと、ベッドに横たわらせた。
ゆっくりキスをして芙実の身体を休める。

「身体、辛い?」
「ううん。大丈夫・・・・・・」
「わがままきいてくれてありがと。すごい幸せ」
「ほんと?」
「うん」

啄ばむようなキスを繰り返し、再び見つめ合う。
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