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我が運命は君の手にあり
第6章 第六章
クレマチス、ひまわり、ほおずき、トルコキキョウ、アンスリウム。夏の草花が涼しげな花器の上から優しく笑いかけている。
三日間の予定で催されている花展の中日、出先から様子を見に来た遼の元に、綾辺咲が駆け寄ってきた。

「遼さんこんにちは」
「やぁ、咲ちゃん。いつもありがとう。この暑い中よく来たね」

咲は紺色のワンピースを着ていた。スカート部分に大きな白い花がひとつプリントされていて、少し大人びて見える。ノースリーブから伸びた腕と引き締まった脹ら脛は、若々しい色気を発散していた。

「春の花展には来られなかったから、今日は最終日前に来ちゃった、ふふっ」
「会えてよかったよ、今日は朝からよそに出向いてて、ここへは今着いたばかりなんだ」
「よかったぁ。あ、これ皆さんで召し上がってください。クッキーです」

紙袋を受け取った遼は「咲ちゃんはこんなことしなくていいんだよ」と真顔で答えた。

「遼さん、私もう子供じゃないんですからね。いつもお世話になってばかりじゃないですか、ほら、焼き肉ご馳走になったりとか」

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