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我が運命は君の手にあり
第7章 第七章
膝に乗せたのはアルバムだった。二つ折りのそれを、冴子に微笑みつつ染井が開いた。

……っ!

赤い縄で縛られた女の裸体。剥き出しになった陰部には大輪の赤い花が添えられている。

「わかるかい?」
「……」

身体しか写されていないが他の誰でもない。

(これ、私……)

「素晴らしいだろう?」

冴子の目は女陰に咲くダリアを注視した。その花は咢(がく)の辺りから白い粘液を垂らし、染みの広がるた赤いシーツに、今にも白濁を落とそうとしている。陰毛の張り付いた陰部、腿の付け根、そして肛門までもがてらてらとひかめく凌辱の情景だった。

「や……」

あまりの生々しさに目を背けると「見たい筈だ」と滑った声が囁く。

「美しいじゃないか。正に芸術作品だ」

縛られて突き出た乳房も開いた太腿も花のための器……
そう思ったとたん、冴子の局部がどくんどんと脈打った。

「もう一枚あるんだ」

アルバムの左側に掛かっていた白い和紙が捲られた。

「……い、いやっ」

肩から上。黒光りする性具を咥え、恍惚の視線でこちらを誘う女の顔だった。恥辱に悶える裸体が見えるようだ。

いやらしい、いやらしい……
こんな女は知らない、これは私じゃない。
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