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我が運命は君の手にあり
第7章 第七章
「こんな自分の姿を見るのもいいものだろう?」
「やめてっ……」

言葉と裏腹の感情が吹き出し、染井の唇を塞いだ。ベルトを緩め、ファスナーを下ろし、陰茎を引き出してすぐさま口に含んだ。

「こっちを見るんだ冴子。……そう、その顔、……んんっ……君だ……ほら」

写真の女と見つめあった。目が離せず、競うように陰茎を貪った。

女は妖しく笑っている。誰に微笑んでいるのか……
私だ。私を蔑み、哀れんで笑っている。

――お前は器、花にはなれない

そうよ、これこそが私

「その唇……そう、もっと舌を出して……あぁ、いい顔だ」

立ち上がる陰茎に股がり、深く招き入れた。胸を突き出し、Mの文字の中心を見せ付けて腰をくねらせる。
彼には知られたくない、本当の私を。

「また縛って欲しいだろう」
「は、はい、ううっ、旦那様……縛って……縛って、ああぁんっ…」
「またあの家で楽しもう。そうだ、この写真を遼に見せてやるのはどうかな、ふふっ」

染井の視線が陰湿な色を濃くした。

「……いやっ…んああっ!……ううっ、 だ、旦那様、あぁっ……」

「どうしたんだ冴子、ふふっ、そんなに苛めてほしいのか」

激しい突き上げに跳ね、落ちてはまた跳ねた。
遼への純真を打ち砕いて欲しい。
もっと汚して、もっと穢れた器にして……

「もっと、もっと突いてぇぇ……」

冴子は何度も仰け反り、淫猥の宴に興じる緊縛の女を見つめた。

相応しくない、そうよ、こんな女は彼に相応しくない。私は囲われ者。淫靡な戯れから逃れられない。










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