この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
我が運命は君の手にあり
第11章 第十一章
腕時計が七時四十分を指すまで、遼は冴子を抱き締めていた。離れがたい思いで玄関に立つと、冴子が側に来た。

「平気?」

「はい」

動いた唇が益田を思い出させた。

――厚みのある唇……凄くいい

思わず抱き締め、無防備な唇に激しいキスを浴びせた。もがく唇を無理やり割って舌を探した。柔らかな身体を求めて欲望が迸る。

「ん……ううっ……」

(誰にも渡さない、俺だけのものだ)

唇と舌の感触が懐かしく、陰茎を頬張る冴子の顔がちらついた。張りのある尻を引き寄せて身体を密着させると、冴子が慌てて身を引いた。

「ごめん……じゃあ、また」

遼はドアを出た。大人にならなければならない。今は欲望に振り回されていては駄目だ。
階段を降り、車のドアを開けてアパートを見上げた。

「待っててくれ、俺は決して裏切らないから」

/334ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ