この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
我が運命は君の手にあり
第12章 第十二性
「大丈夫ですよ、ねぇ」
「はい、お任せください。秋津さんに着付けしてもらえるんですから鬼に金棒ですよ」
「あのね、着物でなくてもいいのよ、受付さえちゃんとやってくれたら」
二人は首をふり「着物でちゃんとやります」と言い切った。
「じつは、着物を着るのは取材が入る最終日だけなんです、ふふっ」
「最初の二日間は、会場で秋津さんにサポートしてもらいます」
向井が笑いだした。
「ちゃっかりしてるわねぇ。三日目と四日目は私が様子を見に行くわ。大切な着物を汚さないようにね」
「そうそう、クリーニングが大変よ」
田島に言われ、そこまで考えていなかった二人の顔には焦りの色が浮かぶ。
「も、もちろんそれは私達が責任をもって……」
「いいのよ、大丈夫、気にしないで。それよりまず着付けの練習よ。上手く着せられるかしら。守沢さん、仕事が終わったら応接室借りてもいいですか?」
「いいわよ、いくらでも使って」
「やったー」
「秋津さん、よろしくお願いします!」
「はい、お任せください。秋津さんに着付けしてもらえるんですから鬼に金棒ですよ」
「あのね、着物でなくてもいいのよ、受付さえちゃんとやってくれたら」
二人は首をふり「着物でちゃんとやります」と言い切った。
「じつは、着物を着るのは取材が入る最終日だけなんです、ふふっ」
「最初の二日間は、会場で秋津さんにサポートしてもらいます」
向井が笑いだした。
「ちゃっかりしてるわねぇ。三日目と四日目は私が様子を見に行くわ。大切な着物を汚さないようにね」
「そうそう、クリーニングが大変よ」
田島に言われ、そこまで考えていなかった二人の顔には焦りの色が浮かぶ。
「も、もちろんそれは私達が責任をもって……」
「いいのよ、大丈夫、気にしないで。それよりまず着付けの練習よ。上手く着せられるかしら。守沢さん、仕事が終わったら応接室借りてもいいですか?」
「いいわよ、いくらでも使って」
「やったー」
「秋津さん、よろしくお願いします!」