この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
我が運命は君の手にあり
第12章 第十二性
「僕も守沢さんに用があるんです」

「えっ?」

「この前撮った写真が出来たら見せてほしいって言われてたんですよ。なかなか時間がなくて、やっとお見せできる」

「……そうですか」

「外のコインパーキングに停めてあります。軽ワゴンですけどね、ははっ」

冴子は気乗りしないまま益田の後ろを歩いた。今日の益田は以前と違い、親しみ易い印象だった。

「助手席にどうぞ、仕事に使っている車なので、後ろは撮影機材とか資料でいっぱいなんです」

無下に断る訳にもいかず、「では、お言葉に甘えて」と彼の隣に座った。

パーキングを出た車は夕暮れの街に出た。蒸し暑かった車内にエアコンの冷気が広がっていく。

「じつは僕、元はカメラマンなんです。子供の頃からカメラが大好きで、夢は叶ったもののなかなか芽が出ず、今に至るってわけです」

「……そうですか」

冴子は正面を向いて答えた。


/334ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ