この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
我が運命は君の手にあり
第13章 第十三章
「まぁお家元、お疲れ様です。聞いてくださいよ、凄いんです。今回は無料体験の希望者が、前回より十五人も増えて……」

遼は軽く舌打ちをした。

「秋津さんは?」

「あぁそうでした。秋津さんの事なんですけど……。お聞きになったかもしれませんが、じつは、彼女ったら突然……」

「それは本城師範から聞きました。で、彼女は?」

「はい、十分程前に帰りました。おそらくお婆ちゃんのところに行ったと思いますよ。まったく彼女ったら、私が理由を訊いても、祖母の事でちょっと、って言うばかりで。でもどうなんでしょうねぇ、こちらが無理に引き留めるわけにも……」

話の途中で電話を切った遼は、すぐに冴子の番号にかけ直した。

(なぜ、なぜだ……)

永遠に続きそうな呼び出し音を二度打ち切り、三度目をかけ直した遼の肩に、ずっしりと重い手がのった。

「お家元、皆さん締めの挨拶を待ってるみたいですよ」

益田の落ち着いた声に、遼は携帯を閉じて振り向いた。

/334ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ