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我が運命は君の手にあり
第3章 第三章
それは二年前、春の花展の最終日だった。展示会後の打ち上げは、いつも通りの解放感で一同揃って盛り上がった。各教室の師範達は一次会で切り上げ、親しいスタッフ達は馴染みのスナックに場を移し、プライベートな悩みや、染井流のこれからを親しく語り合った。
帰り際、いつものようにタクシーを手配して皆を見送った遼は、最後に残った北沢の為にタクシーを止めた。
「北沢さん、遅くまでお疲れ様でした」
ドアが開いた時、彼女が遼の腕をぐいと掴んだ。
「今夜はひとりで帰りたくないんです」
「え?」
思いがけない言葉に耳を疑ったが、哀切こもった瞳に刺激され、酔いも手伝って迷いは薄れた。どこでもいいからと運転手に告げ、一番近いホテルに向かわせた。
部屋に入るなり床に跪いた北沢は、いきなり遼のベルトを外しにかかった。驚く遼を気にも止めず、既に起立した陰茎を愛しげに見つめた彼女は、舌先で測るように舐め上げた後、箍(タガ)が外れたように狂おしい愛撫を仕掛けてきた。
欲望を隠さない女の顔を、彼はネクタイを緩めつつ、好奇の目で見下ろした。
帰り際、いつものようにタクシーを手配して皆を見送った遼は、最後に残った北沢の為にタクシーを止めた。
「北沢さん、遅くまでお疲れ様でした」
ドアが開いた時、彼女が遼の腕をぐいと掴んだ。
「今夜はひとりで帰りたくないんです」
「え?」
思いがけない言葉に耳を疑ったが、哀切こもった瞳に刺激され、酔いも手伝って迷いは薄れた。どこでもいいからと運転手に告げ、一番近いホテルに向かわせた。
部屋に入るなり床に跪いた北沢は、いきなり遼のベルトを外しにかかった。驚く遼を気にも止めず、既に起立した陰茎を愛しげに見つめた彼女は、舌先で測るように舐め上げた後、箍(タガ)が外れたように狂おしい愛撫を仕掛けてきた。
欲望を隠さない女の顔を、彼はネクタイを緩めつつ、好奇の目で見下ろした。