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我が運命は君の手にあり
第3章 第三章
「あぁ、ありがとうございます」

ひと口味わった遼はスタッフと距離をとり、小声で冴子を呼び止めた。

「あの時は失礼な事を言ってすみませんでした」
「え?」
「昨年うちの近所で。……俺は車だったんですけど」

――連絡する必要はないと言いましたよね

「あ、あの時は突然の事で、私もおかしなご挨拶になってしまって申し訳ありませんでした」
「いや、俺の方がおかしかった。ずっと気になってて、……反省してます。あんな事気にしないでください」

ばつが悪そうに頭を掻く遼に、染井には望めない率直さと清潔感を覚えた。

「いえ、本当にもう……」
「そ、そうですか、よかった。では改めて……。歓迎します、初日からいきなり受付けですが、肩の力を抜いて頑張ってください」
「はい、ありがとうございます」

ゆっくりと緑茶を飲み干した遼は「ごちそうさま」と爽やかに微笑み、紙コップを盆に戻した。

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