この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
我が運命は君の手にあり
第4章 第四章
「あの、祖母が旦那様によろしく伝えてと言っていました。すっかり落ち着いてとても元気そうです。本当にありがとうございました」
「お役に立てて光栄だ。まあ、そんな大層な事をしたわけじゃない、私に出来ることをしたまでだよ」
「いいえ、旦那様にはお世話になってばかりで、あの、お洋服も、たくさん買っていただきましたし……」

信号待ちの車内で、冴子は染井の視線が少しも優しくないことに俯き、膝の上で両手を握った。

「私が採用した君に肩身の狭い思いはさせられない。もちろんジーンズも良く似合ってはいたがね、それに……」

急に黙った染井の意図を探ろうと、冴子は顔を上げた。ミラーには、冴子の視線を待っていたかのような、涼しげな目があった。ほっとしたつかの間、染井がミラーに顔を近付けた。

「ふふっ、なかなか良いものだよ、君を変えていくのは」

危険な眼差しにぞくりとした冴子は、咄嗟に窓の外を見た。

/334ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ