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我が運命は君の手にあり
第4章 第四章
「ま、待ってください、誤解です、なぜそんな……」
「ならあれは誰だ、ん? 冴子、あれが君だろう」
染井に促され、冴子は正面を見つめた。
肩がはだけ、釣鐘型の見事な乳房を男が揉みしだいている。肩に舌が這い、赤い身頃から侵入した一方の手は、ショーツの上から恥丘を撫で擦っている。
遊女の濡れ場と見紛うその姿はあまりにも淫らで、とても正視できるものではなかった。だが冴子は目を見開いた。女の頬は紅潮し、赤い唇はだらしなく開いていた。目元は切なく潤み、息を弾ませてこちらを見ている。
「い、いや、違う……」
あれは私じゃない
――旦那様には恩返しするつもりでお勤めしてね。くれぐれも失礼のないようにね
「ふふっ、あれこそが君じゃないか」
乳房を握った熱い指が先端を潰した。
「あぁっ……」
腰がくねり、尻が染井の下腹部を激しく擦った。
「ふっ、これでもまだ違うと?」
隆起した男の肉に心震える女がいた。
違う、違う……
思いとどまらせたかった。
染井剛介を、自分を――
「ならあれは誰だ、ん? 冴子、あれが君だろう」
染井に促され、冴子は正面を見つめた。
肩がはだけ、釣鐘型の見事な乳房を男が揉みしだいている。肩に舌が這い、赤い身頃から侵入した一方の手は、ショーツの上から恥丘を撫で擦っている。
遊女の濡れ場と見紛うその姿はあまりにも淫らで、とても正視できるものではなかった。だが冴子は目を見開いた。女の頬は紅潮し、赤い唇はだらしなく開いていた。目元は切なく潤み、息を弾ませてこちらを見ている。
「い、いや、違う……」
あれは私じゃない
――旦那様には恩返しするつもりでお勤めしてね。くれぐれも失礼のないようにね
「ふふっ、あれこそが君じゃないか」
乳房を握った熱い指が先端を潰した。
「あぁっ……」
腰がくねり、尻が染井の下腹部を激しく擦った。
「ふっ、これでもまだ違うと?」
隆起した男の肉に心震える女がいた。
違う、違う……
思いとどまらせたかった。
染井剛介を、自分を――