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我が運命は君の手にあり
第4章 第四章
涙目の女を見下ろす至福の時。硬さを増した陰茎を激しく貪り、焚き付けてくる。

(ふっ、そんなに欲しいのか)

彼はその頭を抑えつけて腰を振った。

「うぐっ、うぐっ……」

(そうだその顔、それがお前の本当の姿……)

「あ、う、んんっ、うぅっっ……」

女は噴き出した精液全てを喉に落とし込むと、口を拭ってさも嬉しげに微笑んだ。

「遼さんこっち」

ベッドの端で四つ這いになり、ブラスリップの肩紐を腕に落とした。何もかも計算ずくのようだ。
色欲をそそられる姿態と肩越しの流し目が、惚れ惚れする程にいやらしい。

(俺で何人目だ)

再び下品な想像を巡らせて奮い立つ遼。
ベッドに近づき、ハの字に開かれた太腿を眺めると、ベールを纏った尻がおいでおいでと妖しくくねる。
慎ましい昼の姿と、恥じらいのない夜の姿を隔てるものは、薄く透けた布一枚だと遼は思った。

床に膝を突き、薄布の下へ両手を忍ばせた。冷たく張りのある尻を掴み、ぐにぐにと揉みしだく。割れ目に隠れていた紐状の布が肉の間に現れ、形ばかりの小さなクロッチは紫の色を濃く滲ませている。

(どの男が一番良かったんだ……)

女に吟味される事への苛立ちと、それに勝る征服欲が心に兆し、気持ちが煮えたぎってくる。ベールの裾を捲り、尻を露にした時、女が突然「好き……」と呟いた。


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