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累(かさね)
第1章 累(かさね)
「あなた…泣かないで…あなたはなーんにも悪くはないのよ…あなたはアタシと3人の子供たちと新築の家を守るために武器を手にしてヤクザの男たちに立ち向かって行ったのよ…アタシと3人の子供たちが助かっただけでもいいのよ…アタシは、あなたのおかげで助かったと思っているのよ…新しいおうちのことについては、また買い直せばいいわよ。」

すずねの言葉に対して、義久はまた新しい土地を買えばいいだけのことだと呼びかけていました。

「すずねさんの言うとおりだ…また新しい土地を買えばいいだけのことじゃないか…そのためにもう一度働いてコツコツと貯金して新しい土地を買えばいいだけのことだよ…すずねさんは慶彦のことを信じて待っているよと言うているのだよ。」
「そうよ…慶彦、すずねさんのような器量のいいお嫁さんはほかにはいてへんのよ…3人の子供たちもおとーさんはきっと新しいおうちを買ってくれると信じているのよ…こんないいお嫁さんと子供たちがいるのだから、元気な顔して職場へ行きなさい…晴久たちのことについてはおばさんとおじさんがどうにかするから心配しられん。」

義久夫婦とすずねからのはげましを受けた慶彦は、急に元気な顔になりまして『がんばって仕事に行ってきます。』と言いましてから出勤をしました。

夫はまた1からがんばって、家を建てるために働いてコツコツと貯金を積み上げてゆこうとしているのだから、アタシたち家族も期待にそえるようにがんばって暮らして行こう…

すずねは、慶彦が立ち直ることができたと確信してもう一度やり直して行こうと決心したのでありました。

しかし、その決心は三連休明けになってあっけなく揺らいでしまったようでありました。

慶彦の家族たちがもう一度やり直して行こうと決心した矢先に、恐ろしい事件が新築した家の中で発生したのでありました。
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