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累(かさね)
第2章 不法侵入家族(よそもん)

「もしもし!!おかーさん!!いまレジ打ちの仕事でテンテコマイになっている中でどうして電話をかけてきたのかしら!!うち、気が狂いそうなのよ!!今回はどういうもめごとが起こったと言うのかしら!!…えっ?常吉…(チッ…)くだらないわね!!また従兄弟(バカ)が引き起こしたくっだらないもめごと…おかーさん!!お人よしもたいがいにしなさいよ!!バカ慶彦の二の舞になってしまったじゃないのよ!!今回のもめごとはインチキ不動産会社のサギに引っかかってしまった常吉がバカなのでしょ…ケーサツにしょっぴかれてザマーミロでしょ…うちはあなな常吉一家(バカかぞく)を助けることはできんから…あのね!!バカ慶彦の時にうちらがどなな想いをしたのかわかっとんかしら!!また従兄弟一家(バカかぞく)をうちに住まわすと言うのだったら考えがあるから…どうして仲良くできんのって…仲良くできるわけないでしょ!!うちはものすごく怒っているのよ!!あやまるからこらえてくれだなんてムシがよすぎるわよ!!」
かずみは、激しい口調で常吉を憾む(うらむ)と電話で言うていましたが、しげよから『常吉のお嫁さんと2人の娘だけでも迎えに行ってよ…』と泣きつかれてしまったので、早引きして警察署へ迎えに行くことにしました。
かずみは、激しい口調で常吉を憾む(うらむ)と電話で言うていましたが、しげよから『常吉のお嫁さんと2人の娘だけでも迎えに行ってよ…』と泣きつかれてしまったので、早引きして警察署へ迎えに行くことにしました。

