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累(かさね)
第2章 不法侵入家族(よそもん)
パートを早引きしたかずみは、警察署に到着したあと2時間に渡りまして警察署に拘束されてアレコレトめんどいことを聞かれたあと、身元引受人の手続きをしましてまりえとふたりの娘を引き取りまして壬生川の家に連れて帰りました。

その間に、新築の家は裁判所の立ち会いのもとで国有地に変える手続きが取られていました。

裁判所は、問題の土地の所有権が非常にアイマイになっているその上に不動産会社が振り込め詐欺のグループのリーダーが社長になっていたそのまた上に経営実態のないペーパーカンパニーになっていたので、家ごと土地を没収しました。

さらにそのまた上に、常吉が土地を購入することと家の建築費用を借り入れる際に利用していた住宅ローンが実はヤミ金融であったことが判明したので、義久夫婦の怒りがさらに高まっていたのでありました。

常吉は一体なにを考えているのかしら…

めちゃくちゃ低金利で、少ない収入でも家賃感覚でらくらくローン返済という宣伝文句にだまされていることに気がついていないからサギに引っかかってしまったのでしょ…

常吉はどこのどこまでいいかげんなのかしらね…

義久夫婦は、慶彦の二の舞になってしまったので常吉に対して強い怒りを抱えていたので、どうすることもできなくなっていました。

その日の夜10時過ぎのことでありました。

家の居間には、義久夫婦とかずみとしげみと常吉がいまして話し合いをしていました。

近くの部屋にはまりえと穂花と愛瑠(める)がいまして、母娘3人が身体を寄せ合って震えていました。

晴久は、職場の従業員さんたちと一緒に西条市内にありますマージャン店にいましてカケマージャンをしていたので帰宅していませんでした。

義久は、常吉に『バカ者が!!』と怒鳴りつけたあとグーでこめかみを殴り付けたあとものすごく恐ろしい目つきでにらみつけていました。

しげよは、しばらく間隔を空けてから常吉をたしなめていました。
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