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累(かさね)
第2章 不法侵入家族(よそもん)


(ザーザーザーザーザーザー…)

時は夕方4時50分頃のことでありました。

パートの仕事を終えたかずみは、常吉が勤務している郵便局に行きまして常吉を車に乗せて帰宅することになっていましたので、大急ぎで出発をしました。

しかし、この日はおり悪く通り道になっている国道で大型車がからむ事故が発生したので大渋滞に巻き込まれてしまったことで常吉が待っている郵便局に到着する時刻が大きく遅れてしまうトラブルに遭ってしまいました。

どうしよう…

車が渋滞に巻き込まれてしまったので動くことができない…

大渋滞が発生した原因は、通り道にあたる国道196号線の孫兵ヱ作(まごべさく)の道路で大型トレーラーが反対車線にはみ出してきたタンクローリー車と正面衝突事故を起こしてしまったあとタンクローリー車が爆発を起こして燃えている事故とバイパス側の朝倉方面へ向いて行く県道との交差点で乗用車数台が多重衝突事故を起こしていて、少なくとも2台の車が燃えている事故と長沢の交差点で特大ダンプカーが横転事故を起こして積んでいた砂利が道路上にまき散らしてしまった事故が同時に発生したことによる交通障害でありました。

かずみは、危険をさけるために湯ノ浦温泉の入り口付近の交差点にあります道の駅に緊急避難をしていたのでありましたが、常吉を迎えに行くことがものすごくイヤだったのでさらに気持ちがイラついていました。

時は夕方6時過ぎのことでありました。

常吉は、上司の男性から『いとこさんが迎えに来るまで待っていなさい。』と言われていたのでかずみが迎えに来る時を待っていましたが、長時間待つことがしんどくなっていたので気持ちがヒヘイしていました。

常吉は、上司の男性にトイレに行くとウソをついて裏口から抜け出したあと、郵便局の南西側にあります無人の神社へ行きました。

常吉はそこでハートマーケット(テレクラ)で知り合った人妻・けいこ(27歳)と密会をしていました。

2人は、激しく降りしきる雨の中でお話しをしていました。

常吉はけいこにまりえとふたりの娘を守って行くことができなくなったことを泣きそうな声で言いました。

泣きそうな声で今の気持ちを打ちあけた常吉の言葉に対して、けいこは切ない声で常吉に言いました。
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