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Minerva 〜闇の社交場で生贄となった少女〜
第2章 〜私の過去、私が本当の私に気づいたのは....〜
同級生から受けた恥辱。

この経験が、私にもうひとつの変化をもたらしました。

経験自体は思い出したくないつらい過去です。

ただ、私は自分の中にいる本当の自分を見つけました。

同級生から性的暴行を受けたときに向けられた言葉。

「オレに命令されてみろ」

「オレの言う通りに従ってみろよ」

「ムリしないで言うこと聞くのラクだぜ」

それまで、両親、友人、みんなからリーダーであることを求められていました。

私が暴行を受けたとき、身動きできなかったのは、恐怖からでした。

でも、その後もこの恥辱の経験を何度も夢で見ました。

そのうち、夢の中で私に命令する人物が曖昧になって登場するようになりました。

やがて、私に命令する誰かが、優しくささやくようになりました。
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