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郁美の真実 parallel story
第13章 〜偽りの平穏の破壊へ〜
終局に向けて再度確かめなければならない事柄もある。

私は郁美の過去を聞き出して以来、1ヵ月ぶりにUにコンタクトを取ることにした。

さて、1ヵ月ぶりにUにメールを送信する。

メールに気づいてくれるかどうか。

やはりUが反応するのに、約1日を要した。

[ごぶさたです。最近サイトも投稿ないですね。元気ですか?]

[SEさん、どーもです。メール気づくの遅くなってすみません。元気....ないんですよー。]

[んん?どうしました??なにかありましたか?]

[いや〜....簡単にいうと、郁美にフラれちゃったって感じですかねwww]

[ええっ?!郁美さんと別れちゃったんですか?!]
(ええ?!別れたのか?!)

[あ〜、まあ、別れてはいないんですけどwww改めてプロポーズしたら、キッチリ断られましたwww]

[そうですか....なんでまたプロポーズを?]

[前にSEさんに長々と郁美の過去を聞いてもらいましたよね。あのとき、なんだか少し気が楽になったんですけど、なんか改めて郁美のこと愛してしまってるな〜とか思ってしまってwww]

[そんで、しばらく考えたんですが、本気で郁美と一緒に生きて行きたい!とか思って....本気で郁美に「旦那と離婚して、オレと結婚してほしい!」って言ってみたんですが....やっぱりダメでしたwww]

[そうですか....なぜなんでしょう。]
(ザマーミロと思えないのはなぜなんだろうか....)

[やっぱり、自分がおばあちゃんになったときにとなりにいるおじいちゃんは旦那がいいらしいです。なんかよくわからない答えですけど、ヘンに納得してしまいましたwww]

(これだ....私の中で心に引っかかるものは....郁美は本当の私をわかっていない。やはり郁美にも全てを知ってもらう必要がある。)

(私もそれなりのクズだが、どうやらクズとして自分を貫き通す強靭な精神もないらしい)
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