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郁美の真実 parallel story
第13章 〜偽りの平穏の破壊へ〜
[それで....かなり悲しいんですが、郁美を旦那のところへ帰してやるしかないのかな〜って思ってます。]

[それで郁美さんは幸せになれますか?]
(なんで私はこんなことを聞いてしまうのか....)

[う〜ん....郁美の旦那が、郁美の過去の秘密を知っても放り出さずに受け入れてやるような人物だったらいいんですが....リスクがあるから郁美も打ち明けられないでしょうね....]

[仮に旦那が郁美さんの過去を受け入れる人物だったとしても、そんなに尊敬できるヤツとは思えませんよ。郁美さんの過去も知らずにボ〜ッとしてるやつでしょ?]

[だからKAZUさんが、郁美さんが求める、足りない部分を満たしてあげなきゃいけないようなことになってる。旦那は夫失格ですよ。]

[んー....まあ、郁美が打ち明けない限り真実を知る方法がありませんしねー。]

[だいたい、Uさんから郁美さんの過去を聞いてムカつくやつが六人いるんですよ。]

[六人も?叔父、叔父のムスコはムカつくとして....あとは誰です??]

[まず、叔父と叔父のムスコは殺すレベルなのは言うまでもないですが、早紀ですよ。]

[いとこのお姉ちゃんですか?郁美と同じく被害者ですよ??]

[う〜ん....伝わらないかもしれませんが、唯一当時郁美を助けてやれる存在だったはずですよね。]

[それを、助けてやれなかった。]

[話を聞いたら、性的虐待の矛先が郁美に変わったことで助かったフシもある。]

[当時中学生かそこらだったとしても許せませんね。]
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