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郁美の真実 parallel story
第14章 〜Uとの対面〜

30分ほど経った。
居酒屋の出入口から30メートルほど離れたコンビニの前にUが現れた。
案の定、Uはタバコを吸いながら、居酒屋の出入口のほうを観察している。
待ち合わせ時間の5分前になった。
何やらUは時折携帯を操作している。
こちらも携帯をチェックすると、Uからメールが送信されていた。
[SEさん、すみません。少し待ち合わせ時間に遅れそうです。]
やはり、私が店に入る様子を確認してから店に入るつもりのようだ。
まったく、頭のいいやつの相手は骨が折れる。
Uを居酒屋に入らせるには、私が店に入るのを観察する行動が無駄だと知らせるしかない。
メールを送信する。
[了解です。こっちは早く着いちゃったので、1時間以上前から入ってます。勝手に先に飲んじゃってますwww店を入って左側の一番奥の部屋なんで、よろしくお願いします。]
これなら30分前からの観察が、なんの役にも立たないことが分かってくれるだろう。
さて、これを見てUは店に入るはずだ。
喫茶店を出て、Uに続いて居酒屋に入るとする。
居酒屋の出入口から30メートルほど離れたコンビニの前にUが現れた。
案の定、Uはタバコを吸いながら、居酒屋の出入口のほうを観察している。
待ち合わせ時間の5分前になった。
何やらUは時折携帯を操作している。
こちらも携帯をチェックすると、Uからメールが送信されていた。
[SEさん、すみません。少し待ち合わせ時間に遅れそうです。]
やはり、私が店に入る様子を確認してから店に入るつもりのようだ。
まったく、頭のいいやつの相手は骨が折れる。
Uを居酒屋に入らせるには、私が店に入るのを観察する行動が無駄だと知らせるしかない。
メールを送信する。
[了解です。こっちは早く着いちゃったので、1時間以上前から入ってます。勝手に先に飲んじゃってますwww店を入って左側の一番奥の部屋なんで、よろしくお願いします。]
これなら30分前からの観察が、なんの役にも立たないことが分かってくれるだろう。
さて、これを見てUは店に入るはずだ。
喫茶店を出て、Uに続いて居酒屋に入るとする。

