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第17章 〜早紀の涙〜

「そうですか〜。もったいない話だ。」

「実はね、1年ほど前まで不倫してたの。」

「へ〜！そうなんですか？！」
(おおっ、そうなのか？！)

「あっ、でもなんかわかります。」

「早紀さんのちょうどいいお相手の年齢だと、素敵な人は結構売れちゃってますよね。」

「早紀さんにフィットする相手は既婚になるわけだ。」

「失礼ね 笑 あなたとそんなに歳は変わらないわよ。」

「でも、ダメね。不倫なんかに未来はなかったわ。」

「早紀さん、意外にダメな人好きじゃないんですか？」

「図星だわ。なんかダメな男に引っかかっちゃう。」

「それもなんかわかりますよ。早紀さんに物怖じしないというか....あんまり空気を感じとったりしない、鈍いけど優しいタイプとかでしょ？」

「....そうかも。」