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郁美の真実 parallel story
第18章 〜恋人〜
「それからどうする?」

「早紀さん、あなたのつらい過去を知ってしまいました。こんなものが他にもあるのでは?」

「今回見つけたのが僕でよかったです。しかし他にもこんなものがあるのでは?」

「こんな管理がずさんな状態では、流出して大変なことになりますよ!どこに保管されてるかわかりませんか?!」

Uが早紀役で加わる。

「あるわ!きっとあのマンションの書斎にあるはず!SEくん!見つけ出して処分するの手伝って〜ん!」

「早紀はそんな下品な感じじゃないっすよ....」

「お、そうか?....すまん」

「いい感じだな 次はいつ早紀に会うんだ?」

「行けたら明後日にします。場合によっちゃお泊まりする覚悟で行きますよ」

「ってことで、明後日は郁美とお泊りしてください」

「いいのか?!」

「なんか普段と違う動きすると、郁美に察知されそうな気がするんですよね。郁美にも後ろめたい気分になってもらって、そういう余裕がない状態にしてほしいんですよ」

「変なところ冷静だな」

「妻の不倫相手に温泉旅行に行くように頼んだぐらいですからね。もうなんでもアリですよ」

「まあ、大事な部分のとっかかりだしな。協力するよ」

「は〜....自分でもナニやってんのかわかんなくなりますよ」

とりあえずこんな作戦を遂行することにした。
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