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郁美の真実 parallel story
第18章 〜恋人〜
早紀が帰国する日だ。
日本はもう18:00過ぎ。
30分ほど前からSNS で早紀からメッセージが入るようになった。
[もう着くよ〜]
長旅だろうに、なにか元気だ。
早紀と帰国したら酒を飲む約束はしたが、よく考えれば、長旅の帰りに人と会うなど、私にはムリだ。
早紀はエネルギッシュで、そこは成功者の条件なんだろうと感心してしまった。
私は少し早紀の体調が心配になり、SNSでメッセージを送る。
[早紀さん、時差ボケとかだいじょうぶなんですか?疲れてるだろうし、明日にしますか?]
すぐに返事が来た。
[ダメ〜!!!イヤイヤ!約束でしょう!]
[ちゃんと来なさい!お姉さんの命令です!]
[心配してくれてありがと。でも、あなたと会うの楽しみなの。]
....くっ、かわいいメッセージを送ってくるじゃないか。
やりにくくて仕方がない。
今回、早紀との待ち合わせ先は私が探した。
アメリカ出張で日本食も恋しくなっているだろうから、和食がとれる小洒落た店を選定した。
待ち合わせの時間は21:00とやや遅めだったが、特に理由があるわけでもなかった。
日本はもう18:00過ぎ。
30分ほど前からSNS で早紀からメッセージが入るようになった。
[もう着くよ〜]
長旅だろうに、なにか元気だ。
早紀と帰国したら酒を飲む約束はしたが、よく考えれば、長旅の帰りに人と会うなど、私にはムリだ。
早紀はエネルギッシュで、そこは成功者の条件なんだろうと感心してしまった。
私は少し早紀の体調が心配になり、SNSでメッセージを送る。
[早紀さん、時差ボケとかだいじょうぶなんですか?疲れてるだろうし、明日にしますか?]
すぐに返事が来た。
[ダメ〜!!!イヤイヤ!約束でしょう!]
[ちゃんと来なさい!お姉さんの命令です!]
[心配してくれてありがと。でも、あなたと会うの楽しみなの。]
....くっ、かわいいメッセージを送ってくるじゃないか。
やりにくくて仕方がない。
今回、早紀との待ち合わせ先は私が探した。
アメリカ出張で日本食も恋しくなっているだろうから、和食がとれる小洒落た店を選定した。
待ち合わせの時間は21:00とやや遅めだったが、特に理由があるわけでもなかった。