この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
郁美の真実 parallel story
第18章 〜恋人〜
....だが、先刻早紀が口にした言葉。
「あなたが好き」
さて、どうするか。
残念ながら結構酔っているので、いろいろな駆け引きをするほど頭が回らない。
とりあえず心のままに対処することにした。
早紀は飲み物をつくってくれると、ボーっと夜景を見て立ちつくしている私に言った。
「さ、一緒に飲みましょ ソファーへどうぞ」
「あっ、ああ、ありがとうございます」
早紀にうながされてソファーに座ると、なんともふっくらとした座り心地だった。
世のアッパークラスの方々は、こんな部屋で美しい夜景を眺めながら、美味い酒を楽しんでいるのだ。
こんなシュチュエーションで異性と一緒に過ごせば、もうイチコロだろう。
そんなことを考えながら、ふと早紀を見てみるとなんとも距離が近かった。
「あ〜 今日はなんか素敵 あなたとこの夜景を見られたらって、チラっと考えてたけど、思ったよりずっと最高ね!」
「そ、そうですか」
「あ、....プレゼン....するんですか?」
「うん!するわ!」
「でも、その前に....約束でしょ?」
「........?」
(........なんだっけ?)
「あー!忘れてる!」
「なんでしたっけ?」
「もー、また元気になりたかったら、あたまなでなでしてくれるって言ってたでしょ!」
「あーーー....」
「そんなに楽しみでした?」
「そうよ!」
「どうぞ」
そう言うと早紀は満面の笑顔で私の方にむきなおった。
「よしよし」
「んーーー!」
「もっとー!」
「よしよしよしよしよ....っ?!」
「あなたが好き」
さて、どうするか。
残念ながら結構酔っているので、いろいろな駆け引きをするほど頭が回らない。
とりあえず心のままに対処することにした。
早紀は飲み物をつくってくれると、ボーっと夜景を見て立ちつくしている私に言った。
「さ、一緒に飲みましょ ソファーへどうぞ」
「あっ、ああ、ありがとうございます」
早紀にうながされてソファーに座ると、なんともふっくらとした座り心地だった。
世のアッパークラスの方々は、こんな部屋で美しい夜景を眺めながら、美味い酒を楽しんでいるのだ。
こんなシュチュエーションで異性と一緒に過ごせば、もうイチコロだろう。
そんなことを考えながら、ふと早紀を見てみるとなんとも距離が近かった。
「あ〜 今日はなんか素敵 あなたとこの夜景を見られたらって、チラっと考えてたけど、思ったよりずっと最高ね!」
「そ、そうですか」
「あ、....プレゼン....するんですか?」
「うん!するわ!」
「でも、その前に....約束でしょ?」
「........?」
(........なんだっけ?)
「あー!忘れてる!」
「なんでしたっけ?」
「もー、また元気になりたかったら、あたまなでなでしてくれるって言ってたでしょ!」
「あーーー....」
「そんなに楽しみでした?」
「そうよ!」
「どうぞ」
そう言うと早紀は満面の笑顔で私の方にむきなおった。
「よしよし」
「んーーー!」
「もっとー!」
「よしよしよしよしよ....っ?!」