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郁美の真実 parallel story
第21章 〜男の正体〜

「旦那さんから?」
「う、うん。そうみたい。」
(どうしよう!早くメッセージを送らないといけない!)
「旦那さん、なんだって?」
「....」
(KAZUくんに相談したら....ダメ!KAZUくんが殺されちゃうかもしれない!)
「....あ、あのね、今日は泊まらないで家に帰ってくるんだって!どうしよう。」
(とりあえずそういうことにして、この場を離れて返信しないと)
(なんだ?SEくんのやつ....話が違うぞ。先にオレにメッセージ入れればいいだろ、まったく。)
「そっか、仕方ないな。今日は帰ろうか。」
「う、うん。ごめんねKAZUくん。」
「途中まで送るよ。」
「あ、いいよ!急いで帰らなくちゃ。タクシーで行くね。」
「そっか....またメッセージ送るよ。」
「うん、ごめんね!」
(まったく。SEくんに恨みごとのメッセージでも送っておくか....いや、彼のことだ。何か考えがあってオレに事前に通知しなかったのかも....少し連絡は控えておくか。)
そんなやり取りのあと、郁美は急いでバーを出ると、とりあえず路地裏に飛び込んで携帯電話を取り出した。
またメッセージが入っている。
[すぐに返事しなさい]
[僕を怒らせないでくれ]
郁美は慌てて返事を送信する
[ごめんなさい いま出先なの 怒らないで]
[出先か ちょうどいい 僕のところに来なさい]
(えっ、どこ?!まさか近くに来てるの?!)
郁美が返信をためらっていると、またメッセージが入る。
[待ち合わせ場所の位置データのURLを送る早く来ること]
メッセージに添付されたURLをタップすると、最寄駅からひとつ先の駅ロータリーを示す地図が表示された。
(‼︎‼︎)
(こ....こわい、やっぱり来てる!)
郁美は勇気を振り絞ってメッセージを送る。
「う、うん。そうみたい。」
(どうしよう!早くメッセージを送らないといけない!)
「旦那さん、なんだって?」
「....」
(KAZUくんに相談したら....ダメ!KAZUくんが殺されちゃうかもしれない!)
「....あ、あのね、今日は泊まらないで家に帰ってくるんだって!どうしよう。」
(とりあえずそういうことにして、この場を離れて返信しないと)
(なんだ?SEくんのやつ....話が違うぞ。先にオレにメッセージ入れればいいだろ、まったく。)
「そっか、仕方ないな。今日は帰ろうか。」
「う、うん。ごめんねKAZUくん。」
「途中まで送るよ。」
「あ、いいよ!急いで帰らなくちゃ。タクシーで行くね。」
「そっか....またメッセージ送るよ。」
「うん、ごめんね!」
(まったく。SEくんに恨みごとのメッセージでも送っておくか....いや、彼のことだ。何か考えがあってオレに事前に通知しなかったのかも....少し連絡は控えておくか。)
そんなやり取りのあと、郁美は急いでバーを出ると、とりあえず路地裏に飛び込んで携帯電話を取り出した。
またメッセージが入っている。
[すぐに返事しなさい]
[僕を怒らせないでくれ]
郁美は慌てて返事を送信する
[ごめんなさい いま出先なの 怒らないで]
[出先か ちょうどいい 僕のところに来なさい]
(えっ、どこ?!まさか近くに来てるの?!)
郁美が返信をためらっていると、またメッセージが入る。
[待ち合わせ場所の位置データのURLを送る早く来ること]
メッセージに添付されたURLをタップすると、最寄駅からひとつ先の駅ロータリーを示す地図が表示された。
(‼︎‼︎)
(こ....こわい、やっぱり来てる!)
郁美は勇気を振り絞ってメッセージを送る。

