この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
郁美の真実 parallel story
第21章 〜男の正体〜
「旦那さんから?」

「う、うん。そうみたい。」
(どうしよう!早くメッセージを送らないといけない!)

「旦那さん、なんだって?」

「....」
(KAZUくんに相談したら....ダメ!KAZUくんが殺されちゃうかもしれない!)

「....あ、あのね、今日は泊まらないで家に帰ってくるんだって!どうしよう。」
(とりあえずそういうことにして、この場を離れて返信しないと)

(なんだ?SEくんのやつ....話が違うぞ。先にオレにメッセージ入れればいいだろ、まったく。)

「そっか、仕方ないな。今日は帰ろうか。」

「う、うん。ごめんねKAZUくん。」

「途中まで送るよ。」

「あ、いいよ!急いで帰らなくちゃ。タクシーで行くね。」

「そっか....またメッセージ送るよ。」

「うん、ごめんね!」

(まったく。SEくんに恨みごとのメッセージでも送っておくか....いや、彼のことだ。何か考えがあってオレに事前に通知しなかったのかも....少し連絡は控えておくか。)

そんなやり取りのあと、郁美は急いでバーを出ると、とりあえず路地裏に飛び込んで携帯電話を取り出した。

またメッセージが入っている。

[すぐに返事しなさい]
[僕を怒らせないでくれ]

郁美は慌てて返事を送信する

[ごめんなさい いま出先なの 怒らないで]

[出先か ちょうどいい 僕のところに来なさい]

(えっ、どこ?!まさか近くに来てるの?!)

郁美が返信をためらっていると、またメッセージが入る。

[待ち合わせ場所の位置データのURLを送る早く来ること]

メッセージに添付されたURLをタップすると、最寄駅からひとつ先の駅ロータリーを示す地図が表示された。

(‼︎‼︎)
(こ....こわい、やっぱり来てる!)

郁美は勇気を振り絞ってメッセージを送る。
/381ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ