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郁美の真実 parallel story
第28章 〜迷走する郁美〜
繰り返す恐怖、痛み、苦痛、その後に感じる得体の知れない安堵。

そして直後に頭の中に広がる快感と多幸感。

郁美はあの強烈な快感を思い起こすと、性的興奮が抑えられなくなっていた。

郁美は結局ラテを半分以上残し、コーヒーショップをあとにした。

店を出て真冬の街を歩けば、身体のほてりがおさまるかと思った。

しかし、郁美はしばらく歩くと、いつの間にか湧き出ていた愛液のヌルヌルとした感覚に気がつき、さらに身体のほてりが増すばかりだった。

駅のホームに行き、ふと、向かい側の下り電車ホームを見ると、帰宅する客で混雑していた。

こちらのホームは比較的空いているので、座席に座ることはできそうだ。

いったんは電車に乗ろうとした郁美であったが、ヌルヌルになってしまった秘部が気になる。

スカートにまで染みてしまっては、さすがに具合が悪いと思った。

とりあえず郁美はモヤモヤとした気持ちを落ち着かせるのと、濡れている秘部をキレイにするためにトイレに向かった。

郁美はトイレの個室に入り、パンティを下げると、混雑した向かい側のホームの様子が頭をよぎった。

秘部の愛液を拭き取ろうと、トイレットペーパーを引き出した郁美であったが、その手は止まってしまった。
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