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郁美の真実 parallel story
第32章 〜早紀、小学6年生 迫る黒い霧〜
早紀の父とF専務は、コンシェルジュの男に案内され、美しく飾られた個室へと入った。

上質なソファや、高級な酒が置かれていて、いかにもVIPルームといった雰囲気の部屋には、大型のモニターが設置され、なにかの舞台のようなものがぼんやりと写し出されている。

部屋の一面は大きな窓になっていた。

早紀の父が窓から見下ろすと、薄暗い半円のすり鉢状になった場所に座席が設けられ、ぎっしりと人が座っている。

200人ほどはいるだろうか。

まるでコロシアムに詰めかけた観客のようである。

すると、突然会場の中心部が強烈なスポットライトで照らされた。

「ミナーヴァにお越しの皆様、間もなく開演いたします!」

いつの間にステージに現れていたのか、先ほどのコンシェルジュと同じ服装だが、別のやや若い男がマイクを手にMCを始めた。

F専務が早紀の父にウィスキーの入ったグラスを手渡しながら言う。

「さあ、始まるようだ 好みの催しがあるといいがな」

「あ....ありがとうございます....催しとはいったい....」

「見ておれば分かるよ 少々刺激は強いかもわからんがな」

「今日の演目は7つほどある 全て観るとなると時間がかかるがな」

「今日は君を招待したので特別だよ」

そうこうしているうちに最初の催しが始まる。

ステージには、白いブラウスに黒いスカートといった服装の女性が現れた。

年齢は30歳前後だろうか?

当初、女性は後ろに手を組んでいたかに見えたが、よく見ると違った。

モニターに映し出された姿を見ると、女性は後ろ手に拘束具をつけられていた。

女性は怯えた様子で、180度自分を取り囲んだ観客を見ている。

すると、仮面をつけた怪しげな男3人が客席側からステージに上がってきた。

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