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郁美の真実 parallel story
第32章 〜早紀、小学6年生 迫る黒い霧〜
父親は早紀の懇願を聞き入れない。

「ダメだ!こんな淫らな子は、みんなで治療しなければ治らないに決まっている!」

「お願いパパ!なんでも....なんでもパパの言うとおりにするから!パパ!私を助けて!」

『なんでもパパの言うとおりにする』

この言葉を聞いた早紀の父親は態度を豹変させる。

一変して穏やかな口調で話し始めた。

「早紀ぃ....?まさか....誰か他所の男に身体を触らせたりしていないだろうね」

「は、はい!そんなことしてません!」

「だったら、なんでエッチなことをするんだい?」

「あ、あの、友だちから聞いて、それで、ちょっと、どういうのか興味があって、それで....」

「....そうか....そうだね、早紀は心も身体も成長している途中だ....」

「知らないことに興味が湧いてしまっただけなんだね....」

「そ、そうなの....ごめんなさい....」

「わかったよ....怒鳴ったりして悪かったね」

「いいかい、早紀、お前はパパとママの宝物なんだ....」

「早紀が興味本位な一時の感情で危険な目にあうのが心配なんだ」

「心も発育している途中だ....エッチなことを考えてしまうのも仕方がない」

「でもね、早紀の身の安全のためにエッチな心をパパが抑えてあげる必要があるんだ」

「早紀はパパの言うことが聞けると言ったね?」

「はい、パパ」

「ようし、いい子だ」

「これからは早紀がエッチな気持ちにならないよう、パパがその気持ちを解消してあげるからね」

「....?....はい」

「これからすることは、パパと早紀だけの秘密だ、守れなかったら、早紀がエッチなことをしていたのをママや学校に言うからね」

「....はい」

早紀は一体何が始まるのか検討がつかなかったが、まもなく地獄を味わうこととなった。
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